臨床研究について
臨床研究について
当教室では、日常診療で得られた患者さんの診療情報や治療で採取された手術検体などを用いた臨床研究も行っております。
以下に当教室と関連のある臨床研究の内容を記載しています。ご不明な点があれば担当医師にお尋ね下さい。
<<生体多光子励起イメージング技術を利用した新規低侵襲がん診断装置の開発>>
1. 対象
本研究に参加する施設において、本研究の対象疾患に対する切除手術を受けた者を対象とし、
そのうち下記の(1)適応基準をすべて満たし、かつ(2)除外基準のいずれにも該当しない場合を適格とさせていただいております。
(1)適応基準 : 本研究の参加について拒否しない者。
(2)除外基準 : 未成年の患者、その他の理由で研究責任者が研究対象者として不適当と判断した者。
2. 研究機関名
大阪大学医学部附属病院 消化器外科
大阪大学医学部附属病院 産科婦人科
京都大学医学部附属病院 皮膚科
九州大学病院 産科婦人科
公益財団法人がん研究会有明病院 乳腺センター
3. 目的
腫瘍の組織検体を用いて、多光子励起イメージング技術を利用した新たながん診断方法を開発することが目的です。
4. 方法
手術治療で摘出された組織を多光子励起イメージング技術を用いて観察し、この技術で送付した組織がどのように見えるのかを解析します。
この解析結果と手術後の診断結果を合わせることで、がん組織を多光子励起イメージング技術で診断するための技術、方法の開発を行います。
当研究によって診断や治療に差し障りはありませんし、当研究のために手術方法などの治療方針に変更は生じません。
5. 意義
この研究で開発を目指している新たな方法が確立されれば、従来の診断方法よりも患者さんへの身体的負担がより少ない方法で、
しかも病期の早い段階でがんを診断することが可能になり、早期治療や治療成績の改善に貢献すると考えています。
6. 個人情報の扱い
患者さんのプライバシーは厳重に守られ、また、その他の人権に関わる事項についても十分な配慮がなされます。
外部機関においてサンプル情報からあなたの名前や個人を特定することはできません。さらに、あなたの名前や個人を識別できるような情報は、
研究結果の報告書や論文に使用されることはありません。収集する患者さん情報に関しても、個人情報の保護に細心の注意を払います。
7. 問い合わせ先
大阪大学大学院医学系研究科 免疫細胞生物学
TEL:06-6879-3881 受付時間:9:00~17:00 (祝祭土日・年末年始は除く)
8. 研究対象者に研究への参加を拒否する権利を与える方法
本研究への参加に同意された後でも、いつでも同意を撤回することができます。
同意を撤回された場合でも、あなたの治療や看護に影響はなく、適切な治療が保証されます。遠慮なく担当医師にお伝え下さい。