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活動状況2018

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 2013年

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第92回日本薬理学会年会

3月14日、大阪で開催された日本薬理学会年会に参加し、ポスター発表を行いました。

数多くのポスターが掲示される中、興味を持ってくださる方々と出会うことができ

楽しく発表することができました。

会場では、学生による口頭発表も行われており異なる分野の研究について知る良い機会になりました。

また、同世代の方の研究に対する情熱は良い刺激にもなりました。

私個人としては、日本分子生物学会に続き、本学会は二度目のポスター発表でした。

このように多くの機会をいただき、充実した大学院生活になりました。

参加に際し、相談に乗ってくださいました皆様に感謝申し上げます。

2年間、本当にありがとうございました! (文責 楢崎)

3月14日から16日にかけて第92回日本薬理学会が大阪国際会議場で開催され、

当研究室からは石井教授をはじめ、菊田、西川、粟生、楢崎、柳澤が参加しました。

期間中は様々なテーマでの発表があり、

自分の興味のあった炎症・感染などを中心に最新の知見を学ぶことができました。

今回の薬理学会のテーマの一つが「協奏」ということもあってか、

異分野との融合を前面に出したものが多く、どの発表も楽しく聞くことができました。

またポスター発表の機会も与えていただき、いろいろなバックグラウンドを持つ先生方から貴重な

フィードバックをいただきました。

この経験を糧にして、今後の研究につなげていきたいと思います。(文責 柳沢)

インドからの学生見学

3月12日に、インドからの短期留学の学生さんたちが見学に来られました。

このイベントは、毎年医学部国際医療研究会を通じて行われています。

研究室を見学してもらい、生体イメージングの実際について石井教授、菊田助教が解説を行いました。

学生さんたちはインドにはない顕微鏡を見ることができて、興味深々で楽しんでいる様子でした。

日本での体験を今後の学習に生かしてもらえればと思います。

生命機能研究科 修士課程研究発表会


2月18日、生命機能研究科の中間評価論文公聴会が行われ、

2年間の成果を報告させていただきました。

偉大な先生方を前に大変緊張しましたが、ラボの皆様や研究科の同期生に見守られ、

質疑応答まで無事に終えることができました。

ここまでこられたのは、当日まで何度も発表のアドバイスをしてくださいました

石井先生、西川先生、ラボの皆様のおかげです。皆様、本当にありがとうございました。

私にとってこの2年間は、新しい研究テーマの理解や実験手法の習得に悩んだ1年と、

実験成功の喜びを知った1年でした。

ラボの皆様や共同研究先の皆様にご迷惑をおかけしたこともありましたが、

本当に多くの方々に支えていただいたおかげで、今があると感じています。

これまで出会った全ての皆様に心より感謝申し上げます。

研究テーマについては、今後もさらなる成果が期待されますが、

私自身は4月から新天地で化粧品の研究開発に携わることになりました。

これからは免疫細胞生物学教室で経験し学んだことを生かし、

化粧品を通じて社会に貢献できるよう頑張ろうと思います。(文責 楢崎)


送別会

本年度でラボを卒業される方々の送別会を行いました。

研究生活を楽しく振り返り、会の最後には、研究室一同からプレゼントを贈りました。

留学する人、企業に就職する人、臨床に戻る人と進路は様々ですが、

石井研での経験を生かして4月からそれぞれの新しい環境で活躍されることを願っています。

第12回若手研究フォーラム

2019年2月12日に第12回若手研究フォーラムが開催されました。

本フォーラムは大阪大学医学系研究科支援のもと若手研究者が企画・運営を行う研究会で、

若手研究者が主体となり互いの研究内容や情報を共有することで、自身の研究に役立てることを

目的としたものです。今回、私はBMP2誘導の骨形成に関する研究について、ポスター発表を行いました。

普段はあまり関わることが少ない他の研究室の同年代の方々が、どのような研究をされているのかを

知ることができ、大変興味深い研究会でありました。

自身の研究も他分野の方々からも興味が持たれるような研究でありたいと思いました。(文責 橋本)

第6回先進イメージング研究会

今年も恒例の先進イメージング研究会が、1月12日~13日に有馬グランドホテルで開かれました。

本研究会は2010年に当研究室石井教授と京大皮膚科椛島教授が世話人となり、初めて開催されました。

後に戸村道夫教授(大谷大学)、片貝智哉教授(新潟大学)も世話人として加わり、

以後毎年2回の会合を重ね、参加人数は50名を超える大きな研究会へと成長しました。

今回は、当研究室を代表して菊田助教が発表を行いました。

午後から始まったディスカッションは夜がふけても続き、今回も大いに盛り上がりました。

中野 明彦先生セミナー

1月9日に理化学研究所光量子光学研究センターの中野 明彦先生に

「高速超解像度ライブイメージングで初めて見えてきた膜交通の真の姿」という演題で

ご講演いただきました。先生の研究室で開発された高速超解像度顕微鏡(SCLIM)を用いて、

生体内のGoldiや小胞といったオルガネラをライブイメージングする系を立ち上げられました。

生きた細胞のオルガネラを可視化することにより、これまで誰もわからなかった

小胞の真の挙動を明らかにされてきました。

顕微鏡を作成するという行動力、そしてとてもスケールの大きな研究に、聴講者一同大変感銘を受けました。

忘年会

12月20日に、大掃除と忘年会を行いました。

ビンゴ大会は全員(!)に豪華賞品が当たりました。

第41回日本分子生物学会

11/28-30に横浜で開催された第41回日本分子生物学会年会に参加し、

ポスター発表を行いました。最終日の夕方の時間にも関わらず、

多くの方が興味を持ってくださり、貴重なご意見をいただくことができました。

中には、今回お示しした生体骨髄内の細胞における酸素イメージングの手法を

他の組織に応用したいという方もおられ、

共同研究先の持つ技術や設備にも注目が集まりました。

今回の学会発表を通して、自身の行う研究の意義や面白さを再確認することができ、

今後の共同研究の拡大や酸素イメージングの発展への期待が高まりました。

次は修士論文の作成と発表に向けて気持ちを切り替え、

残りの学生生活を全うしたいと思います。 (文責 楢崎)

【MD研究者育成プログラム】6年次学生修了発表会

MD研究者育成プログラムの修了発表会が11月14日に開催されました。

三人の医学科6回生の学生さんたちは、基礎配属終了後も当研究室での研究活動を続け、

それぞれがオリジナルの成果を出してくれました。

まずポスター形式で5分間の発表を行い、その後フリーディスカッションに臨みました。

三人ともしっかりとした発表を行い、ディスカッションも大いに盛り上がりました。

これからの医師としてまた研究者としての生活を送るに際して、石井研でのさまざまな経験が

きっと役に立つことと思います。

以下は学生さんたちのプログラムを通じての感想です。

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免疫細胞生物学教室には2年の頃からお世話になっていました。

最初は何もわからない状態だったのですが、ラボの皆様方に顕微鏡の使い方や論文の読み方、

プレゼンの作り方に至るまで一から丁寧に教えていただき、感謝しかありません。

自分の実験に関してラボの先生方に質問するといつも的確なアドバイスがいただけ、

そういった先生方とのやりとりの中で、研究の本質である論理的に物事を突き詰めていく

面白さに気づくことができたように思います。

また様々な学会に行く機会も与えていただき、最先端の研究についていく楽しさを

肌で実感することができました。

そしてなにより楽しそうに自分の研究について教えてくださるラボの先生方の姿をみて、

基礎研究の奥深さを実感し、自分の将来像を考えるいい機会になりました。

最後になりましたが、今まで長い間サポートしてくださった教室の先生方や

スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

(医学科6回生 柳澤 篤)

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3年生の時に初めて、自分自身で研究内容と計画を練るという経験をしました。

それまでの、与えられた行程をこなすという実験とは全く異なり、自身の発想力や論理性が試され、

難しいながらも少しずつ結論に近づいているという感覚に胸が高鳴りました。

この研究が実際に論文となり貢献できたというお話をお聞きし、本当に嬉しく思います。

最後になりましたが、実験を実施するにあたり、松浦先生、菊田先生、石井先生をはじめとした

免疫細胞生物学研究室の皆様から、丁寧かつ熱心な指導を賜りました。深く感謝申し上げます。

(医学科6回生 岸 由衣加)

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3年次基礎配属の際に、自分で実験の準備をして、自分の手で顕微鏡を扱えるようになって、

やっと満足のいくイメージング画像をとれた時、本当に嬉しかったのを覚えています。

基礎配属は少しできるようになったかなというところで終わりを迎えてしまったため、

もう少し続けたいという思いでMDプログラムへの参加を決めました。

なかなかまとまった実験の時間をとれなかったり、毎回の実験が必ずうまくいくわけではなく思い通りに

いかないことも多かったり、研究には多くの時間と地道な努力の積み重ねが大切なのだということを

実感しました。それでも最後まで続けることができたのは、事あるごとに実験の相談にのってくださった

菊田先生や同じ教室MDコースの柳澤君、岸さん、いつでも温かく迎えてくださった

免疫細胞生物学教室の皆様のおかげです。

このMD研究者育成プログラムで学んだこと感じたことを忘れず、また改めてさらに成長した上で

研究の世界に挑戦できたらと思っています。

最後になりましたが、石井先生、菊田先生をはじめとする教室の先生方やスタッフの皆様、

本当にありがとうございました。

(医学科6回生 熊野 晶理)


第5回六甲医学研究会学術集会

11月2日から3日にかけて、淡路島夢舞台にて第5回六甲医学研究会が開催されました。

この研究会は、当研究室石井教授、京大の椛島健治教授、柳田素子教授、

斎藤通紀教授、北大の藤田恭之教授の5名が世話人となり開催されている合同学術集会で、

今回で5回目となります。

石井研からは大学院生の長谷川さん、水野助教、数藤の3名が口頭発表を行いました。

また他の参加者全員がポスター発表を行い、熱いディスカッションが2日にわたり行われました。

基礎系、臨床系入り混じって異なる分野の研究者が集まり発表を行うという機会は普段あまりないため、

それぞれの研究室が持つユニークな視点をお互い学び合える大変貴重な会となりました。(文責 数藤)

12th International BMP Conference

2018年10月24日~28日にかけて、東京大学 伊藤謝恩ホールにて開催された

12th International BMP Conferenceに参加し、ポスター発表をしてまいりました。

Bone Morphogenetic Protein (BMP)は、TGF-βスーパーファミリーに属し骨誘導を促進する

タンパク質であり、私もBMPを用いた骨形成の研究を行っております。

しかしBMPは骨だけではなく多種多様な臓器・疾患に関与しており、今学会も色々な分野の方々が

参加し活発な討論がなされていました。普段は触れることの少ない領域の話題にも

触れることができ、大変勉強になりました。今回得た知見をもとに、

これからも研究を頑張りたいと思います。(文責 橋本)

                                        

海外研究者のサイトビジット

9/26に日本癌学会における外国人研究者のサイトビジットが行われました。

7人の参加者がラボ見学に来られ、生体イメージング技術の基礎講義から、

イメージングを実際に行うところまでを見学していただきました。

生体イメージングのがん研究への応用に興味を持っていただき

有意義なディスカッションが出来ました。(文責:水野)

CREST合同ミーティング

10月3日にCREST石井チーム(石井グループ、京都大学山田グループ、大阪大学松田グループ)

のメンバーで合同ミーティングを行いました。

ミーティングに先立ち、CRESTプロジェクト用に新たに立ち上げた二光子励起顕微鏡をメンバーの

皆様にお披露目し、その顕微鏡を使ってCRESTプロジェクトで開発を進めている

ソフトウェアのデモを行いました。

ミーティングでは、今年度はプロジェクトの中間評価会が予定されていることから、

各グループの進捗状況の報告に加え、中間評価会でのプレゼンの内容や方向性を議論しました。

中間評価会までに取り組む内容も定まりましたので、中間評価会に向けて

しっかりと準備していきたいと思います。(文責 内田)

山本拓也先生セミナー

9月19日に、医薬基盤研究所のプロジェクトリーダーである山本拓也先生に

「免疫老化現象を踏まえた創薬研究への道」というタイトルでご講演をいただきました。

講演では、まだ日本に1台しかない高精度のフローサイトメトリーを用いたヒト末梢血単核細胞の

詳細な解析例や、霊長類カニクイザルモデルを用いた個体レベルでの包括的な解析について

ご紹介いただきました。

基礎配属学生歓迎会

9月18日に基礎配属学生歓迎会を行いました。

今年は3人の医学部学生さんが配属されました。

みなさんやる気に満ち溢れているので、これからの活躍が楽しみです。

免疫サマースクールインターンシップ

8月27日から8月30日の4日間にわたり、2人の学生さんが免疫学会が主催する

免疫サマースクールインターンシップ制度を利用して、当研究室での実習を受けられました。

実習中は教官から研究の内容や進め方についての講義を受けた上で、生体イメージングの手技

の実際についても見学してもらいました。

以下は実習を受けた学生さんたちの感想です。

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徳島大学 生物資源産業学部3年 揚村朋弥

この度、免疫サマーインターンシップとして免疫細胞生物学教室へ訪問させていただきました。

まだ学部生であり、研究を行うことに対してのイメージが持てていませんでしたが、

今回のインターンシップによってより具体的に考えることができました。

生きている状態で細胞を観察するというとても高度で革新的な技術は、様々な努力や試行錯誤によって

創られていると感じ、その技術を用いて、今まで解明されていない事象を研究しているのはとても

興味深く、好奇心を掻き立てるものでした。

4日間という短い間でしたが、普通では経験できないような貴重な経験をできたことは

これから先の大学生活をより活かせるきっかけになったと思います。

どうもありがとうございました。

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京都大学 ウイルス・再生医科学研究科修士2年 北尾晃一

インターンシップでは、2光子励起顕微鏡を用いたマウスや組織のイメージングの見学や、

先生方による最新の研究紹介をしていただきました。

また、進捗報告会や論文抄読会などラボの日常の活動を体験する機会もいただき、

大きな刺激となりました。

2光子励起顕微鏡を用いた実験見学では、最初は充実した顕微鏡設備に圧倒されました。

しかし、実際に体験していくうちに、顕微鏡を使いこなして独創的な研究を行うためには、

イメージングを活かすための研究の視点や工作上のノウハウ、共同研究によって

化学や数学など異分野のアイデアを取り入れいくことなど、顕微鏡観察周辺の工夫が

予想以上に重要であることを実感しました。

私は普段の研究ではイメージングを重点的に行なっているわけではありませんが、

このような驚くべき技術が存在していること、それを独創的な研究に発展させていくために

必要な研究姿勢など、私の普段の研究生活を考える上でも貴重な経験となりました。

最後に、石井優教授をはじめ、菊田先生、松井先生、數藤先生、水野先生、

そしてラボの皆様に厚くお礼を申し上げます。

第16回イメージング研究会

8月14日、京都大学にて、第16回生体イメージング研究会が開催されました。

この研究会は、生体イメージングを扱う複数の研究室が集まり、生体イメージングに関して

実験結果だけでなく方法論から深く議論する会です。

最初の演題から当日の暑さに劣らない熱い議論が展開されました。

今回石井研からは、粟生が発表させて頂きました。

様々な分野の先生がたから、普段のラボミーティングでは得られない意見を頂くことができ、

今後研究を進める上での参考になりました。その後行われた懇親会では、

発表の張り詰めた雰囲気から一転、打ち解けた雰囲気で議論を交わしていました。(文責:粟生)

イメージング技術講習会

8月2日・3日に、2光子励起イメージング技術講習会が開催されました。

毎年恒例となっているこの講習会は近年応募が著増しており、

今年は例年以上の多くの参加者をお迎えすることとなり、当初の予定を一新しました。

会場設定や内容を大幅にブラッシュアップし、当教室のスタッフも、

新たな内容を入念に準備して当日を迎えました。

石井教授の解説から始まって、生体イメージングの現在と科学における位置づけ、

2光子励起顕微鏡の原理や技術解説をまず行いました。

その後、顕微鏡とその周辺装置の説明、実験用デバイスの作成、

イメージング実験の流れを実際に体験していただきました。

画像データの解析実習も組み込んで、データの実際的な扱いも取り上げました。

夜には情報交換会でイメージング談義に花が咲き、充実の2日間となりました。

当教室のイメージング技術は、多くの先輩方による努力と工夫の結晶で成り立っており、

同時にこのような技術は、より多くの研究者の皆さんと共有し、研究者間の交流によって

さらに工夫を重ねることで、イメージング領域のボトムアップに貢献していくと感じています。

この講習会を契機として、生体イメージングが人口に膾炙することを願ってやみません。(文責 松井)

第36回日本骨代謝学会学術集会

7月26日~28日に長崎で第36回日本骨代謝学会学術集会が開催され、当教室からは

石井教授、西川准教授、菊田助教、医学部6回生の柳澤君が参加しました。

石井教授が尾形学術振興賞、菊田助教が若手研究者助成、

柳澤君がStudent-Resident Poster賞をそれぞれいただきました。

下記、コメントです。

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「基礎医学、内科学、整形外科学、薬学、理工学などの多彩な領域から研究者や

臨床医が一同に会する」学会ということで、

3日間の日程中、本当に様々な分野・テーマの発表がありました。

骨代謝に関する最近のhotなトピックの他にも、個人的に興味のあるBig data解析や

AIに関する講演などもあり、どれも興味深く話を聞くことができました。

私もポスター発表の機会に恵まれ、拙いながらも精一杯やりきること出来、

Student-Resident Poster賞もいただくことができました。

指導してくださった先生方や学会関係者の方々に感謝するとともに、

この学会で得たことを糧に今後の研究に繋げていけたらと思います。(文責 柳澤)

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この度、日本骨代謝学会 若手研究者助成に採択していただき、大変光栄に存じます。

今後、骨代謝研究の発展に寄与すべく、より一層の努力を重ねていきたいと思います。(文責 菊田)

タイの医学部学生見学

今年も7月9日に、タイのマヒドン大学医学部から5人の学生さんたちが見学に来られました。

まず当研究室の生体イメージング技術についての講習を行いました。

その後、研究のことだけではなく、最近の両国の医療情勢や医学部教育の違いなどについても

フリーディスカッションを行いました。

皆、きちんと自分の意見や将来の展望を持っていることが印象的でした。

学生さんたちは1週間日本に滞在して、様々な体験をされるとのことですので

多くのことを学んで帰ってほしいと思います。(文責 数藤)

第39回日本炎症・再生医学会

7月11-12日に東京で第39回日本炎症・再生医学会が開催され、当研究室からは石井教授を始め、

菊田、長谷川、山下が参加しました。「炎症と再生の融合」をテーマに、炎症学と再生学が

混じり合うことで新規治療法につながる新しい流れを作ることを目的とした学会でしたが、

臓器の垣根を越えた炎症病態に対する治療戦略の活発な議論がなされていました。

特に、iPS細胞研究の進展や分子標的治療薬の適応拡大に伴い、これまでは理想に過ぎなかった治療法が

まさに現実になろうとしている興奮が会場内に溢れていました。

私も優秀演題賞を頂き、自己免疫疾患の「治療」から「治癒」につながるような研究に少しでも

貢献できるよう、日々精進して参りたいと思います。(文責 長谷川)

松浦さん公聴会

大学院博士課程を卒業した松浦さんの論文公聴会が開催されました。

以下は大学院生活を振り返っての松浦さんのコメントです。

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6月28日に大学院の集大成である博士課程公聴会がありました。

その日は午後から休暇を取って久しぶりに大阪大学を訪れましたが地震の傷跡があちらこちらに‥

そして久しぶりに研究室のメンバーと再会し思い出話や現況報告で盛り上がった後、

午後3時より公聴会がスタート。

人前で話をするのは34年間生きてきても慣れないもので緊張はしましたが、発表はほぼ練習通りに終了し、

副査の先生の質問も想定内の内容でなんとか答えられたのではと思ってます。

長かった大学院生活、そして学生として最後の時が終わりました。

私はMDなので一度社会人になった後に、また学生になったわけですが、

医学や生命科学の知見を広げるだけでなく、立ち止まって人生振り返ったり、

社会について考えたり、働く意義を再確認したり、自分の中で多くの得るものがあったと思います。

少々辛いこともありましたが終わりよければ全てよしです。

ご指導いただきました菊田先生、石井教授、そして様々な形でサポートしていただきました

研究室のメンバーや卒業生の方々、本当にありがとうございました。

皆さまのそれぞれの道でのご活躍と、またいつかお互い成長した姿で

お会いできることを楽しみにしています。(文責 松浦)

杉浦 悠毅先生セミナー

6月29日に、慶應義塾大学 医学部 医化学教室の杉浦 悠毅先生をお招きしてセミナーを開催しました。

「代謝生化学と質量分析~ライフサイエンスでどの様に質量分析を活かすか~」というタイトルで

質量分析の歴史や基礎的なところから、最新のmass spectrometryを用いた研究についてわかりやすく

話していただきました。

先生は生命機能を駆動する代謝情報を読み出せる質量分析の技術開発に携わってこられたとのことです。

イメージング質量分析を用いることにより明らかになった、内分泌疾患や中枢神経疾患における

最新の知見をご紹介くださいました。

第4回 日本骨免疫学会

2018年6月24日~27日、梅雨明け宣言直後の沖縄にて開催され、

当研究室からは石井教授をはじめ、菊田、長谷川、橋本、粟生、山下、興地、笠岡が参加しました。

会場は2000年に九州・沖縄サミットが開催された万国津梁館で、

周囲に青い空と美しい海が広がっていました。今回の学会のテーマは、

「治療の新展開に結びつけることができるか」ということで、

骨関節疾患への臨床応用を意識した講演や演題が集まっているように感じました。

特に、マウスでの免疫学からヒト免疫学への転換、代謝・免疫・神経・内分泌など

システム連関等の話題が多かったです。明るく開放的な会場の影響を受けてか、

発表者の服装や発表の雰囲気も明るく、議論が盛り上がっていました。

粟生は優秀演題賞を受賞し、口頭発表の機会を頂きました。

基礎医学の学会での発表は初めてでしたが、ラボメンバーのサポートと学会の雰囲気に背中を押されて、

堂々と発表することができました。(文責 粟生)

↑優秀演題賞を受賞し、表彰される粟生さん

Single-Cell2018セミナー大阪

5月31日にSingle-Cell 2018セミナー大阪で講演してきました。

single cell RNA-seqのユーザーの立場から研究紹介をしました。

当日は、定員を上回る120名もの参加者がこられました。

遺伝子発現や蛋白発現をsingle cellレベルでとらえることの重要性を改めて感じました。

また、single cell RNA-seqに興味のある多くの研究者同士が交流できる会となり、

とても有意義な時間を過ごすことができました。(文責 数藤)

第7回武田科学振興財団医学部博士課程奨学助成認定式

5月24日に行われた、第七回武田科学振興財団医学部博士課程奨学助成認定式に参加して参りました。

この助成は全国7大学の基礎医学系博士課程大学院生に対して支給されるものです。

この度は、入学してから2年間の成果発表を行う機会を頂きました。

大学の代表として参加するため、多くのラボメンバーに助言をもらいながら発表を作成し、

当日は自身の研究の魅力を十分伝えることができたのではないかと思います。

会では、医学部生時代より共に基礎医学を志し、卒業後、様々な大学に散って行った

同級生も発表しており、変わらず切磋琢磨し合えることをとても心強く感じました。

その後の懇親会では多様な分野の学生、先生方と意見交換をすることができ、

自分の分野では決して思いつかないような意見を聞き、知見を深めることができました。

奨学助成は引き続き2年間頂くことになりますが、助成を受けるにふさわしい

立派な研究成果を残せるよう精進したいと思います。(文責 粟生)

CREST石井チーム合同ミーティング


5月1日にCREST石井チーム(石井グループ、京都大学山田グループ、大阪大学松田グループ)

のメンバーで合同ミーティングを行いました。連休の谷間ではありましたが、

CREST石井チームのフルメンバーにご参加いただき、現状の報告と今年

度チームとして取り組む内容に関して議論を行いました。

今年度のチームとしての方針が定まりましたので、目標の達成に向けて、

実験や解析に取り組んでいきたいと思います。(内田)

歓迎会

4月18日に、この春入学した大学院生の歓迎会を開催されました。

今年は修士課程3名、博士課程3名の新メンバーを迎えました。

石井教授自ら(!)焼いたたこ焼きをみんなでおいしくいただきました。

新メンバーのこれからの活躍が楽しみです。

書籍出版

石井教授が編集した英語書籍が出版されました。

様々な臓器の生体イメージング手技のプロトコールがまとめられています。

以下のリンクからダウンロードができますので、

生体イメージングに興味がある方は是非ご覧になってください。

https://link.springer.com/book/10.1007/978-1-4939-7762-8

「Intravital Imaging of Dynamic Bone and Immune Systems」

青井さん生命機能研究科博士課程総代

生命機能研究科大学院博士課程を卒業した青井さんの研究発表が、最優秀発表と認定され、

学位記授与式では総代として出席しました。

古家さんの山村賞受賞に続き、大変栄誉あることです。

青井さん、おめでとうございます!

古家さん山村賞受賞

医学系研究科大学院博士課程を卒業した古家さんが、山村賞を受賞しました。

山村賞は、第11代大阪大学総長として大阪大学及び大阪大学医学部の発展に大きな足跡を残された

故山村雄一名誉教授を記念して、本学を代表しうる、特に優れた学生に対して授与される栄誉ある賞です。

古家さん、おめでとうございます!