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活動状況2017

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北大藤田研との合同ミーティング

3月15日に、北海道大学の遺伝子病制御研究所分子腫瘍分野、藤田恭之先生の研究室と合同ミーティングを

行いました。当研究室からは数藤、水野、上中の3名が、藤田研からは4名が発表を行いました。

特に若手を中心に非常に活発なディスカッションを行われ、また全く異なる研究分野の人たちから

それぞれの研究について意見を聞くことができ、とても刺激的な会でした。

会の終了後にはおいしいジンギスカン料理をいただき、大変楽しい会となりました。

藤田恭之先生はじめ、北大研究室の皆さま有難うございました。(文責 数藤)

送別会

3月13日にアジアダイニングLei can tingで送別会が開かれました。

博士課程大学院生の松浦さん、岡田さん、青井さん、修士課程大学院生の野口さん、尾上さん、

そして秘書の山口さんが3月末でラボを卒業します。

皆さん石井研での楽しかった生活を振り返り、とても感動的な送別会となりました。

石井研での経験を生かして、4月から新しい環境での活躍を期待しています。

生命機能研究科博士課程研究発表会

3月1日に生命機能研究科の博士論文公聴会が実施されました。

論文題名は,「舌下免疫療法により誘導される口腔粘膜特異的な新規免疫細胞の同定・機能制御」です。

発表10分,質疑応答10分は,どちらも緊張感がありましたが,とても充実した時間を過ごせました。

特に,質疑応答では副査の先生方と濃厚な議論ができ,短いながらも公聴会を楽しめたことが

記憶に鮮明に残っています。

幸いにして,生命機能研究科の総代に選ばれましたので,

この栄誉に恥じないような活躍をしていく決意であります。

最後に,大学院5年間の研究生活をサポート頂いた石井先生をはじめとするラボの方々,

共同研究者には大変感謝しております。ありがとうございました。(文責 青井)

第10回大阪免疫塾

2月13日に第10回大阪免疫塾が開催されました。

一般演題では、当研究室から菊田が「生体骨イメージングによる生物学的製剤の薬効評価」

という演題で発表しました。

また、特別講演では、東京大学の藤尾 圭志先生に

「自己免疫疾患の遺伝免疫学的病態へのアプローチ」という演題で御発表していただきました。

これまでも、藤尾先生の御講演を聴く機会が何度かありましたが、

関節リウマチをはじめ、全身性エリテマトーデスや炎症性筋疾患のゲノム解析に関する

最新の知見を解説していただき、今回も大変興味深く勉強させていただきました。(文責 菊田)

生命機能研究科修士課程研究発表会

2月15日(木)、2年間の研究生活の集大成である修論発表を、無事に終えることができました。

思えば、石井研に入ってきたときは免疫の「め」の字もわかっておらず、

二光子顕微鏡もマウスも使ったことがなく、本当に1からのスタートでした。

そんな右も左もわからない私に、研究室の皆様は丁寧に1つずつ教えてくださいました。

色んなことで未熟すぎた私も、研究者として、そして人間的にも成長できたのではないかと感じています。

研究に対して、現状で何が問題なのかを的確に捉えること、考え方・進め方をたたきこんでいただきました。

そして、今まで人に甘えっぱなしだった私も、自分自身で考えること、その上でディスカッションすることの

大切さを改めて学び、そして今では楽しさを感じています。

修論発表では自分の中で本当に納得のいく発表をすることができました!

これも全て、石井先生をはじめとする研究室の皆様のおかげです。

博士課程への進学、少し迷いましたが、まずは4月から社会の荒波にもまれながら、

より一層成長したいと思います!

研究室の皆様をはじめ、研究科の友人・先輩、知り合った多くの方々、

そしていつも1番近くで支えてくれた家族に感謝しています。

本当にこの2年間、ありがとうございました。(文責 尾上)

医学修系研究科修士課程研究発表会

2月6日、医学系研究科の修士論文公聴会が行われました。

当日はこれまで入ることがなかった医学部講義棟で開催されたり、

多くの方々が発表を見に来てくださったりして大変緊張しました。

しかし、発表前にラボの皆様から発表スライドや発表の仕方などにおいて数多くのアドバイスを

いただけたおかげで、無事に公聴会を乗り切ることができました。

この大学院生活では研究と就職活動を両立することが求められましたが、

研究面では至らない点があったり、就活との両立では想像した以上に難しくスムーズに

進めることができなかったりして、皆様にご迷惑をおかけした場面が多々ありました。

4月からは社会人となります。これまでの基礎研究から離れて、全く分野が異なる「臨床開発」

という新薬の開発に携わる仕事をすることになりますが、これまでの2年間の中で培われた

知識や経験をフル動員して邁進していきたいと思います。

私がこの日を迎えることができたのは、全てラボの皆様からのサポートがあったからです。

大変感謝しています。東京に行っても大阪で学んだことを活かして頑張っていきます。(文責 野口)

第三回骨免疫学会ウインターセミナー

1月25日~27日の三日間、第三回骨免疫学会ウインターセミナーに

参加する機会をいただきました。今回初めて参加させていただきました。

冬の軽井沢の静かな環境を楽しみながら、骨免疫に関する活発な発表や議論を

聞くことができました。

全国から集まるラボの方々と交流する場面も多くあり、

自分の研究生活の刺激になりました。

このような機会をいただいたことと、学会を準備していただいた方々に

大変感謝しております。(文責 森本)

菊地研との合同ミーティング

1月29日大阪大学大学院工学研究科 生命先端工学専攻物質生命工学コース

菊地和也教授の研究室との合同ミーテイングが開催されました。

これまでに菊地研究室との共同研究では、破骨細胞が酸を出し骨を溶かす様子を

リアルタイムに観察できる蛍光プローブ(pH応答性蛍光プローブ)を開発し、

生体内での可視化に成功しています ( A Maeda, et al. Nature Chemical Biology 2016 )。

先日Nature Communicationsに掲載された古家さんらの論文

( M Furuya, et al. Nature Communications 2018 ) にも用いられており、

菊田助教が論文掲載の報告を行うと共に、今後の破骨細胞研究の展望について

お話しされました。

それぞれの教室から2演題ずつ発表があり、今後の生体イメージングと蛍光プローブの

可能性について、将来性のある有意義なディスカッションができました。

同じ生命科学を研究している教室同士ではありますが、医学系とはまた違った目線で

アドバイスを頂くことができ、非常に良い刺激になりました。(文責 上中)

論文プレスリリース

大学院生の古家さんらの論文がNature Communicationsに掲載されました。

Nat Commun. 2018 Jan 19;9(1):300. doi:10.1038/s41467-017-02541-w.

これに伴い、プレスリリースを行いました。

大阪大学の紹介ページリンク:

http://www.med.osaka-u.ac.jp/activities/results/2018year/ishii-2018-01

研究成果は、讀賣新聞、朝日新聞等メディアにも掲載されました。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180122-OYTET50043/

↓写真は、記者質問に答える石井教授、菊田助教

第2回 免疫ディベート塾

1月21日、22日に第二回免疫ディベート塾が開催されました。

場所はレクトーレ熱海小嵐ホテルです。

この会は、当研究室と、理化学研究所統合生命医科学研究センターの茂呂和世先生のラボとの

合同ミーティングです。

発表の場での討論の力を上げる目的で、医科学に関する議題に対してチームで

ディベートを行うという取り組みです。
 
議題は当日公開されるため、限られた時間内でチームで

作戦を立てて立論と反論を組み立てなければなりません。

相手の意見や議論の流れを尊重した上で、自分の立場を述べる即応力も必要になります。

石井先生、茂呂先生を含めた厳しい観衆の目があるため、緊張した中での発表の場となります。

非常に斬新な会であり、私自身は正直不安いっぱいで会に参加しました。

しかし、自分の発表の仕方や話し方を客観的に振り返るいい機会になりました。

ラボ同士の相性が良いためか、お酒をのみながらのフリーディスカッションは、

大変盛り上がりました。(文責 森本)

第5回先進イメージング研究会(第15回生体イメージング研究会)

今年も恒例の先進イメージング研究会が、1月12日~13日に有馬グランドホテルで開かれました。

本研究会は2010年に当研究室石井教授と京大皮膚科椛島教授が世話人となり、初めて開催されました。

後に戸村道夫教授(大谷大学)、片貝智哉教授(新潟大学)も世話人として加わり、

以後毎年2回の会合を重ね、参加人数は50名を超える大きな研究会へと成長しました。

生体イメージングについてとことん心行くまで議論するという趣旨で開催され、

今年は3セッション、9演題について参加者が熱いディスカッションを交わしました。

なんと、全演題が終了したのは夜11時を過ぎていました。

通り一遍の発表ではなく、実験手法や結果の解釈などについて

掘り下げた議論を心行くまで行う貴重な機会となりました。

発表はどれも刺激的で大変レベルが高く、イメージング研究を更に進めていこうという、

大きなモチベーションを与えられました。

途中には温泉にゆっくりとつかり、癒しの時間も持つことができました。(文責 数藤)

第7回骨関節コロキウム

12月18日に中外製薬株式会社の共催にて第7回骨関節コロキウムが開催されました。

一般演題として、当研究室からは上中先生が発表を行いました。

また、特別講演として理科学研究所の茂呂和世先生に「2型自然リンパ球のIL-4産生と分化機構」

という演題でご発表いただきました。

2型自然リンパ球に関するこれまでの研究成果から現在進行中の最新知見までの膨大なデータを

わかりやすく解説していただきました。

質疑応答でも熱を帯び、大変有意義な密度の濃い会となりました。

第46回日本免疫学会学術集会

12/12-14に仙台で開催された第46回日本免疫学会学術集会に参加し、

ポスター発表を行いました。発表の際には夕方にもかかわらず多くの方々が

注意深く見てくださり、数多くの貴重なご意見をいただくことができました。

(中には、Figureの絵をどうやって描いたのかといった意表を突いた質問もあり驚きました)

さらに、生体骨髄内の細胞動態を長時間観察できる手法に沢山の興味を持っていただけ、

大きなインパクトを与えることができ、改めて自分の行っている研究の重さを感じ取ることができました。

次は修士論文の作成と発表に向けて気持ちを切り替え、

残りの学生生活を全うしたいと思います。(文責 野口)

第40回日本分子生物学会

2017年12月8日(金)に分子生物学会において口頭発表・ポスター発表の機会をいただきました。

前日からとても緊張していたため、先生方や先輩・友人・家族、色んな方々に連絡をして、

やるしかない!という気持ちで当日の発表へ。

当日は朝早くにも関わらず、ラボの方、そして多くの方に発表を聞いていただきました。

ポスター発表にもたくさんの方々に足を運んでいただき、多くの質問と「面白い研究ですね」、

といった意見を多数いただきました。

今回の学会発表、準備から参加への過程を通して、自分自身の中で研究に対する整理、

そして考えることができ、また様々な人と意見を交わすことの楽しさを感じました。

研究ってしんどいけど、楽しい!もっと色んなことを知って、自分なりに考えたい!

と今まで以上に強い気持ちでいっぱいです。

ご指導くださり、そしていつも応援してくださっているラボの先生方・メンバーの方々のおかげで

挑戦することができ、ひとつ成長し、そして今は達成感に浸っております。

皆様、本当にありがとうございました。

次は2月の修論発表に向けて、まだまだ精進していこうと思います。(文責 尾上)

【MD研究者育成プログラム】3年次基礎配属研究発表会

12月12日に開催された学内の基礎配属発表会において、

「2光子顕微鏡による腎臓のライブイメージング」という演題で発表させて頂きました。

ポスターで知らない人に要点をまとめて簡潔に発表するというのは思ってたより

難しいと感じましたが、良い経験になったと思います。

まだ研究の入り口に立ったに過ぎないので、これからも頑張っていきたいです。

(文責 学部学生 泉)

Szandor送別会

12月5日に、忘年会を兼ねてSzandorの送別会を開きました。

Szandorは7年間石井研に所属し、常にラボに刺激を与え続けてくれる存在でした。

特にラボミーティングでのディスカッションの際にはいつも議論の先頭に立ち、

研究を推進していく上でのアドバイスをしてくれる頼もしい仲間でした。

そして、着実に研究を進めていく姿は研究者の模範とするところでした。

石井研を離れた後は、ドイツに帰国し、研究生活を続けるとのことです。

Szandor、お疲れ様でした。そして有難う。

これからドイツでも活躍することを期待しています!(文責 数藤)

MD研究育成プログラム発表会

11月10日に、MD研究育成プログラムの研究発表会が開催されました。

当研究室からは医学部6回生の学生さんが研究発表を行いました。

基礎配属期間後も熱心にイメージング研究に取り組み、素晴らしい成果を挙げました。

以下は、学生(吉岡 真吾)さんの感想です。

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私は、3年生の時よりMD研究者育成プログラムに参加し、

この免疫細胞生物学教室でお世話になりました。

そして、生体内での細胞競合現象の可視化と、それに伴ってマウス腸管のイメージング系を

確立させることをテーマとして研究させていただきました。

イメージング系を確立させる際の、先行研究・実験を学びそれを軸に試行錯誤をする

という過程は、半ば手探りの状態でしたが非常に楽しいものでした。

顕微鏡で観察するまでに行う前処置は、細かい作業で集中力が必要でしたが、

イメージングで鮮明な画像が得られた時の喜びは大きく、やりがいがありました。

また、実験を進めていくうちにin vivo イメージングの技術的な難しさ、

それを用いて何か新たな発見をすることの難しさも強く感じました。

やはり研究とは一筋縄では行かないものだなと実感するとともに、

これらの困難に挑戦をする十分な時間を作れずもどかしくもありました。

しかし、その分、大学院に進学した際には研究活動に専念し、

時には困難に挑戦して成果を上げるという目標も出来ました。

来年からは初期臨床研修をすることになると思いますが、その先に研究に帰って来たときには、

この貴重な経験を活かして頑張りたいと思います。

最後になりましたが、この4年間サポートしてくださった教室の皆様、本当にありがとうございました。

吉岡 真吾

NHKスペシャル 人体 放映

11月5日放送の「NHKスペシャル 人体」で我々が撮影した映像が紹介されました。

今回のテーマは「神秘の巨大ネットワーク 第2集 驚きのパワー!

”脂肪と筋肉”が命を守る」であり、高脂肪食摂取時の脂肪組織内で

マクロファージが激しく運動する様子が取り上げられました。

The 5th Annual meeting of ICIS 2017

10月29日から11月2日まで金沢で開催された国際サイトカイン学会に参加し、

ポスター発表をして参りました。

ここ数十年間のサイトカインやインターフェロン領域の発展は目覚しいものがあり、

基礎研究が分子標的薬や免疫チェックポイント療法など「治療」に結びついている点でも

医療に大きなインパクトを与えております。

本学会では抄読会でも頻回に登場する巨大ラボから多くの演者が登壇されており、

海外の学会に参加しているような錯覚を覚える刺激に溢れる会でした。

特にGeissmannによるランチセッションは、圧巻の内容であると同時に、

破骨細胞の領域にも着手しており自らの研究の参考になりました。

この度Kishimoto Travel Awardに旅費を支援して頂いたことに心より感謝申し上げると共に、

本学会での知見を糧により一層精進していきたいと思います。(文責 長谷川)

第32回日本整形外科学会基礎学術集会

2017年10月26日-27日に沖縄で開催された第32回日本整形外科学会基礎学術集会

に参加し、口演発表を行ってきました。

臨床に即した研究から基礎研究と幅広い内容の発表があり、色々と勉強になった2日間でした。

幸い滞在期間中は天候にも恵まれ、束の間の南国気分も味わえて良かったです。

今後も新しい事を発信できるように研究をがんばっていこうと思います。(文責 橋本)

第79回日本血液学会学術集会

2017年10月20日から22日に東京国際フォーラムにて開催された、

第79回日本血液学会学術集会に参加して参りました。

この学会では、基礎的な話題から臨床での研究成果に至るまで、多岐にわたる

造血や血液系疾患に関する最新のトピックスに触れることができたり、

普段なかなかお会いすることができない先生方のご講演を数多く聞くことができたりと、

非常に有意義な時間を過ごすことができました。

私は、造血に関係する研究を現在行っているため、造血分野のセッションの最中は

常に刺激を受けていました。

さらに、同分野における数々の未解明な点を改めて認識することができ、

少しでもこの研究分野に貢献できるよう、これからも研究活動に精進して参ります。(文責 野口)

学生歓迎会

10月20日に当研究室に配属された基礎配属、リーディング大学院の学生さんたちの歓迎会が

中ノ島のイタリアンレストランで開催されました。

若い学生さんたちを囲んで、とても楽しい雰囲気で、和やかな会となりました。

現在学生さんたちは、それぞれのテーマでイメージング研究に取り組んでいます。

限られた配属期間ですが、充実した研究生活を送ってください。

iFREC colloquium

"The 33rd IFReC Colloquium" was held on October 11th.

IFReC intends to facilitate the interaction of research exchanges and collaborations

by giving IFReC-Research Groups the chance to present their research progress and

to discuss research projects that are unpublished with the IFReC faculty.

This time I had the chance to discuss my research on high-endothelial cells

in the lymph node with the distinguished audience and I could listen to

two interesting talks by the Takeda-Group (Mucosal Immunology)

as well as Kinoshita-Group (Immunoglycobiology).

The active discussions before and after the colloquium where interesting

and hopefully will contribute to the successful publication soon. (Written by Szandor Simmons)

医学系研究科 新研究分野創生事業合同シンポジウム

10月2日に新研究分野創生合同シンポジウムが開催されました。

このシンポジウムは様々な優れた研究課題・技術を有する医学系研究科内での各研究室間で、

基礎・臨床の垣根を越えた共同研究を促進するために、2014年度に新研究分野創成事業が

公募され、石井チームを含めて3つのチームが採択されました。

今回のシンポジウムでは、本事業がスタートして3年目を迎え、本事業が核となって行われた

これまでの共同研究の成果について報告し、今後のさらなる発展について議論しました。

石井チームからは石井教授,菊田助教に加えて、心臓血管外科学の松浦先生、

再生誘導医学寄附講座の玉井先生、眼科の臼井先生、消化器内科の新崎先生、

循環器内科の増山先生が発表を行いました。

イメージング分野のさまざまな分野への展開が再認識されたシンポジウムとなりました。

第9回若手研究フォーラム

2017年9月20日に若手研究フォーラムが開催されました。

本フォーラムは医学系研究科の支援のもと、若手研究者が企画・運営を行う研究会です。

若手研究者が主体となって互いの研究内容や情報を共有することで、自身の研究、将来の研究や

プロモーションに役立てることを目的としています。

当研究室からは、松井助教がポスター発表を行いました。

生命機能研究科交流会

2017年9月15日第15回研究教育交流会レポート

先日、大阪大学生命機能研究科主催の第15回研究教育交流会が行われ、

ポスター展示・交流会に参加してきました。

会場には来年度入学予定の学部生が多く集まり、非常に活気ある雰囲気でした。

また、生命機能研究科に所属する研究室のポスターが多数展示され、

当研究室からも多くの先生方にご来場いただきました。

残念ながら今年のポスター賞受賞はかないませんでしたが、

来年こそ入賞目指して頑張りたいと思います。 (文責:楢崎)

イメージング解析における数理統計手法および発現解析法の開発会議

9月2日に「イメージング解析における数理統計手法および発現解析法の開発会議」を開催致しました。

石井研に加え、京都大学の山田研、大阪大学の松田研、広島市立大学の三村研との合同で、

数理統計解析を用いたイメージングデータや遺伝子発現データの解析法に関して議論を行いました。

石井研に赴任してからドライなサイエンスと関わる機会が多いのですが、このような研究会を通じて

ドライな研究にはドライな研究の課題があって、生物を相手にするとの同じように

大変なのだということが分かってきました。

生物研究にとって数理統計は解析ツールの一つであるわけですが、

その裏側にはサイエンスがあり、そのサイエンスを押し進め、

より良い理論やツールへと発展させようとしている研究者がいることを知りました。

その様な人たちとの交流によりドライな研究をより身近に感じるとともに、

数理統計解析と生物研究とをうまく融合させ、生命現象をより正確に記述する仕組みを作ることができたらと

考えるようになりました。 (文責 内田)

新学術領域研究「細胞競合」

8/29~8/31、北海道大学クラーク会館で開催された、新学術領域研究

「細胞競合」の第3回国際シンポジウムおよび第5回領域班会議に参加してきました。

私は、公募研究班として参加させていただき、哺乳類の生体内で生じる

細胞競合現象の現場を生体二光子励起顕微鏡を用いてリアルタイムで観察し、

細胞競合の実体的な解明に取り組んでいます。

今回の国際シンポジウムでは、細胞競合を発見されたMorata先生をはじめ、

普段聞けない話を沢山聞くことができ、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

また班会議では、常にディスカッションが活発で、各方面で御活躍されている先生方に囲まれて、

非常にたくさんの刺激を受けました。今後、さらにこの領域に貢献できるように

研究に精進していきたいと思います。 (文責:菊田)

Young Researchers Retreat

7/26-28、京都で行われた The 11th Young Researchers Retreatに参加してきました。

大阪大学大学院に所属する学生だけでなく、世界各国の博士課程大学院生らとともに、

英語を介して国際的な研究交流ができ、有意義な3日間になりました。

合宿では、初日から活発なグループディスカッションにより、様々なバックグラウンドをもつ

参加者同士の意見交流が行われました。

また、ゲストとしてお越しいただいた大阪大学 基礎工学研究科の石黒浩先生による特別講演は、

ときに笑いをさそいながら人間型ロボットの将来性を強く感じさせる興味深いものでした。

講演後は、質疑応答が盛んに行われ、充実の初日となりました。

2日間かけて行われたポスター発表では、様々な分野の発表を聴きました。

研究内容は多岐にわたり、どれも新鮮で面白いものばかりでした。

先輩方だけでなくこの春入学した同期大学院生の発表に非常に刺激を受けました。

自身の発表では、研究分野に関わらず多くの方々にご意見をいただき、今後の研究の活力となりました。

この合宿を企画してくださった運営の方々、そして、出会ったすべての参加者の皆さん、

ありがとうございました。(文責: 楢崎)

免疫サマースクールインターンシップ

今年は筑波大学から来られた大学院生の中澤さん(写真右から二人目)が、当ラボの見学を行いました。

以下は中澤さんの感想です。

【免疫サマースクールインターンシップに参加させていただいて】

筑波大学大学院 免疫制御医学研究室 中澤 優太

8月7日から10日の4日間、大阪大学の研究室にインターンシップという形で、

実験を見学させて頂いだきました。実験内容としては、2光子顕微鏡を用いた

マウスの in vivo イメージングでした。

実際に免疫細胞がマウスの生体内で色々な挙動を示していることを観察でき、

免疫応答がいかにして体内で引き起こされているのか

視覚的に理解できる貴重な経験でした。

特に、ph 応答性のプローブを使用することで活性化している破骨細胞や

不活性型の破骨細胞を区別し、破骨細胞と骨芽細胞がどのように関与

し合っているのか、実際の骨髄で観察することができ、大変興味深かったです。

今回の見学で、2光子顕微鏡が生体現象を観察することにおいて、

非常に優れている機器であることが十分に理解できました。

その上で、イメージングを分子的なメカニズム解析にどのように落とし込んでいくかが

これからの研究の課題であるとも感じました。

最後になりますが、突然の依頼を快く引き受けて頂いた石井優教授をはじめ、

水野先生、菊田先生、数藤先生、ラボの皆様に厚く御礼申し上げます。

第13回生体イメージング研究会

8月10日に京都大学にて、毎年恒例の生体イメージング研究会が開かれました。

今年は石井研から2演題、京大皮膚科から2演題、加えて神戸大学システム生理学分野の和氣教授にも

1演題ご発表頂き、臨床サンプルやマウスモデル以外にイメージングデバイス自体に関する議論も加わり、

幅広いディスカッションが行われました。

私自身、昨年の本研究会を通じ知り合った先生方に実験手技につきご教授頂くことで解決された問題も多く、

幅広い専門領域の先生方と交流する大切さを痛感しております。また今年は発表する機会を頂き、

鋭いご指摘を数多く受けることで自らの研究の今後の課題も明確となりました。

貴重な機会を頂いたことに感謝申し上げますと共に、私自身さらに精進していきたいと存じます。

(文責 長谷川)

2光子イメージング技術講習会

8月3日と4日に、2光子励起イメージング技術講習会が当教室で行われました。

毎年恒例となっているこの講習会ですが、少しずつ内容をブラッシュアップしており、

今年も定員を大幅に越える応募があり、その中から多数の参加者を迎えました。

生体イメージングの現在と未来の位置づけ、2光子励起顕微鏡の原理や技術解説、

顕微鏡とその周辺装置の説明、実験用デバイスの作成、

イメージング実験の流れを実際に体験していただきました。

イメージングデータの解析、参加者間のフリーディスカッション、

さらには情報交換会まで、充実の内容を含んだ、熱い2日間でした。

この講習会を契機として、生体イメージングがますます進展し、

また、生体イメージングに興味のある研究者間の交流が進んだらいいなと思います。(文責 松井)

「切らない組織診断」論文採択・記者発表

当研究室の松井特任助教らの研究論文が科学誌Sci Rep. 2017;7(1):6959に掲載されました。

Title: Non-labeling multiphoton excitation microscopy as a novel diagnostic tool

for discriminating normal tissue and colorectal cancer lesions.

併せて7月28日に、石井教授、松井特任助教が「切らない組織診断」技術の開発について

記者発表を行い、各社の記事として掲載されました。

(以下松井先生コメント)

このたび、研究成果がScientific Reportsに受理されました。

多光子励起イメージングを用いて、ヒトの大腸組織を「未固定・未薄切・未染色」で

深部まで可視化することにより、大腸がんを低侵襲・迅速・定量的に診断できる方法を開発し、

報告したものです。この研究は平成27年度よりAMED(日本医療研究開発機構)から

委託された研究事業の一環で、他施設を含めた複数のラボ・診療科との共同研究です。

臨床研究のプロトコール作成・倫理委員会への申請から1年ちょっとでの慌ただしい

論文投稿でしたが、“巧遅は拙速に如かず”の信念のもと必死に執筆し、

何とか掲載まで辿り着けてほっとしています。

消化器外科の先生方を始め、関係者の皆様に大変お世話になりました。

オンライン掲載に併せて、プレスリリースを行いました。初めてのことで緊張しっぱなしでした。。。

ありがたいことに複数の報道機関に取り上げて頂きました。

これからも新たな技術と知見を活かして、研究をさらに進めていきたいと思います。

(以下は記者会見時の写真)

第35回日本骨代謝学会学術集会

7/27-29に開催された第35回日本骨代謝学会学術集会に参加してきました。

骨の基礎的な研究から癌研究との関わりまで広く発表がなされ、

またほぼ全部の発表が口頭発表であり、ディスカッションなどが活発に行われていました。

また、骨代謝研究の歴史なども初学者の私にとっては非常に勉強になりました。

2日目には昨年参加させて頂いたSSRの同窓会が行われ、

SSR時に同室となった先生とも旧交を温めることが出来、有意義な会となりました。

学会参加により自分自身の研究の立ち位置を認識することができ、

また今回得た知識をもとに更に研究を進めていきたいと思います。(文責:水野)

↓写真は、研究奨励賞を受賞した西川 恵三特任准教授

第38回日本炎症再生医学会

7月18日、19日に行われました第38回日本炎症再生医学会に参加しました。

炎症、免疫、さらには再生に至るまで、幅広い分野で研究が紹介されていました。

私自身、形成外科医として、傷の修復や慢性皮膚潰瘍などを診て来た経緯があり、

非常に興味深い内容でした。

炎症と修復(線維化)、再生、その流れを作る免疫システム、このダイナミックな一連の反応は、

まだまだ多くの謎が残されています。

しかし多くの素晴らしい研究者が、この謎に向かって成果を出されていることに、とても刺激を受けました。

また、個人的には骨芽細胞に関する研究で、ポスター発表をさせていただきました。

そして光栄なことに、優秀演題賞をいただきました。

これを糧に益々研究に励んでいきたいと思います。(文責 上中)

Mahidon大学医学生見学

タイのMahidon大学医学部の学生さん5名が当研究室の見学に来られました。

学生さんたちは本学サークル「国際医療研究会」の交流事業で短期ステイしています。

当日は生体イメージングの方法について勉強した上で、実際の手技を見学してもらいました。

1年生には少し難しかったかも知れませんが、とても興味深そうでした。

将来、タイの医療を支えるであろう若者たちの目がキラキラしているのが印象的でした。(文責 数藤)

第166回 生命機能研究科コロキウム

7月5日開催の、生命機能研究科コロキウムにて水野助教が研究発表を行いました。

生命機能研究科コロキウムは、『生命機能研究科で展開している「おもろい研究」を

互いにおもしろがる機会を作り、研究科がめざす分野を超えた「融合」研究のきっかけを作る。』

という趣旨で、毎週水曜日に開催されております。

今回の我が研究室の発表においても活発なディスカッションが行われました。

(演者は水野助教、司会は菊田助教)

ANZBMS-IFMRS-JSBMR

6/17-21、オーストラリアのブリスベンで行なわれたThe joint meeting of the Australian

and New Zealand Bone and Mineral Society and the International Federation of

Musculoskeletal Research Societies, in conjunction with the Japanese Society for

Bone and Mineral Research (ANZBMS-IFMRS-JSBMR)に参加してきました。

イメージングのセッションでは石井先生の発表があり、in vivoでの骨のイメージング動画に対し、

多くの人からよい反響がありました。質疑応答も盛り上がり、発表後も質問をしに石井先生の周りに

人が集まっていました。

様々なイメージング法での骨の研究に取り組んでいるラボが世界中にあるなか、

石井研での骨のin vivoイメージングの重要性を再認識したセッションでした。

その後、2日後の自身の発表に向けて準備と練習を行ないました。移動こそ時間はかかったものの、

ブリスベンは日本との時差もほとんどなく、程よい気候だったため、疲れも少なく、準備に集中できました。

そして、発表当日、、、石井先生が発表されたのと同じ会場で学会最後の発表を行ないました。

(会場が広くてとても緊張しました。) 腫瘍免疫を扱った発表は他になく、重要性を理解してもらえるのかと

少し不安がありましたが、多くの質問やコメントをいただくことができ、自身の研究の励みになりました。

今回の学会では臨床から基礎の研究までの様々な発表を聞くことができ、日本でも海外でも、

同じように研究に打ち込んでいる人がいることを実感することができ、とても有意義な時間となりました。

(文責 山下)

第3回骨免疫学会

今年は石垣島で2017/6/27-29の日程で、呼吸器免疫内科の熊ノ郷会長のもと開催されました。

梅雨明けの快晴の青空とハイビスカスが南国の雰囲気を演出するなか、

非常に活発なディスカッションが繰り広げられていました。

この学会のユニークなところは骨と免疫に関連するいろんな話を聞けるということではないでしょうか?

さらに臨床から基礎研究まで相当幅広い分野に及んでおり、リウマチや骨粗鬆症、骨免疫から始まり、

IL-6、セマフォリン、イメージング、regnase1、さらには癌免疫や糖尿病と骨の話があったりと、

勉強になるのですが、ほんとになんでもありな学会でした。特に審良先生の特別講演は“圧巻”の一言でした。

今回は過去最多の演題数ということもあり、ポスターも個性的な演題も多く、

宇宙に行ったマウスの骨解析などもありました。

いずれこれも人ごとではないような時代が来るんだと思いますが、自分もまた新しい時代に向けて

今とは違うところに目を向けていかないといけないと感じます。

自分のポスター発表も様々な意見を頂けてとても有意義な時間を過ごせました。(文責 松浦)

The Annual Meeting of the Japanese Society of Osteoimmunology took place

in Ishigaki, the far south of Japan. Embedded in the beautiful riffs of the

Japanese sea, white beaches and red Hibiskus the distinguished Japanese

clinical and basic research experts in the field of rheumatology, bone remodeling,

imaging, as well as innate and adaptive immunity discussed the interactions and

crosstalk between the fields at bench and bedside in order to gain synergistic merit.

The active discussions of the symposia were also prolonged during the thematically

diverse poster presentations.

The unique viewing angles of experts of different fields on my data discussed

during these sessions give interesting input and will foster

the future scientific direction of my personal research. (Szandor Simmons)

2017年6月27日から6月29日に石垣島で行われました第3回日本骨免疫学会に参加し、

ポスター発表をさせていただきました。

著名な先生方の講演を聞くことができ、大変勉強になりました。

ポスター発表では、ディスカッションの時間もしっかりと取っていただき、梅雨が明けた沖縄で、

じっくりと熱い議論を交すことができました。

青い空と青い海に囲まれた南の島で、有意義で贅沢なひとときでした。(文責 上中)

(座長 石井教授)

(ポスター発表座長 西川准教授)

(シンポジウム演者 菊田助教)

(ポスター演者 上中さん)

(ポスター演者 松浦さん)

第12回上原国際シンポジウム

2017/6/12〜14にハイアットリージェンシー東京にて開催された

第12回上原国際シンポジウム2017へ参加して参りました。

昭和60年に設立されて以来、生命科学に関する諸分野の研究を奨励してきた当財団ですが、

石井教授が助成対象に選ばれており今年は三年間の研究成果の集大成にあたる年でした。

石井教授による生体内イメージングの研究内容は、

会長によるOpening Lectureをはじめ多くの演者の発表内に度々登場し、

幅広い領域において関心をひいていることが窺われました。

また二光子励起顕微鏡以外にも、fMRI、シンクロトロン放射光、Photoacoustic imagingなど

多彩な物理化学的手法を用いたイメージング研究が紹介されました。

特にCaltechから紹介された光を音に変換する光音響効果を利用したPhotoacoustic imagingは、

organからorganellaまでの幅広いサイズの対象物を、5cm近い深達度を達成しながら

リアルタイムの撮影を可能にしており、ヒトへの適応が今後進むことを予感させる興奮する報告でした。

しかし一方で、いかなるイメージング手法にも弱みはあり、長所と短所を正確に把握した上で

自らの研究目的との相性を探る重要性を改めて認識しました。

イメージングのためのイメージングにならないよう、目的を常に描きながら、

今後も研究に励んで参りたいと思います。(文責 長谷川)

4th Lymphoid Tissue Meeting

The “Lymphoid Tissue Meeting” (http://ltm4.ch) has a young history

but has been established as one of the most important forums for discussing

the influence of stromal cells in immune reactions and therapeutic applications

in different clinical indications.

This time the meeting took place in the wonderful city of St. Gallen / Switzerland

with a rich history, magnificent architecture and famous sausages.

The conference was perfectly hosted and organized

by the conference chair Dr. Burkhard Ludewig.

I had the chance to present discuss my current research on the influence of

Sphingosine-1-Phosphate on high endothelial cells with the distinguished audience

from the US, Europe and Asia.

The very positive responses directly after the talk and later in personal discussions

highly motivated me to progress my research in this emerging field.

Especially the final discussion about a uniform nomenclature of stromal cell fractions

let me think that this conference was very important for this newly formed

interdisciplinary field at the crosstalk of immunology and vascular/stromal biology

and putatively will be discussed as path breaking in the future!

Szandor Simmons

第6回大阪骨関節コロキウム

5月29日に骨関節コロキウムが開催され、理化学研究所から岡田峰陽先生にお越しいただきました。

岡田先生は細胞間の相互作用による免疫応答の制御についての研究をされています。

ご講演では、炎症時における末梢神経のイメージングについて、特に、アトピー性皮膚炎における

バリア機能と感覚神経との関連性について主に解説していただきました。

イメージングの動画では神経のダイナミクスにとても驚き、今まで普通だと考えられていたことが

実際にはイメージングを行うと異なるのだという、イメージングの重要性を改めて実感した瞬間でした。

かゆみ・バリア機能・神経そして、それらの免疫との関わりには、未知なことが多く存在しますが、

それが解明された際には壮大なストーリーが組み立てられるのだと思うと、

今から胸の高鳴りを抑えることができません。

また、様々なバックグラウンドをお持ちでありながら、1つのことを極めるという

岡田先生の姿勢にとても刺激を受けました。

貴重なお話をしていただき、誠にありがとうございました。(文責 尾上)

ニコンミュージアム

出張の合間に、品川にあるニコンミュージアムに行ってきました。

広いミュージアムのなかでまず目を引くのは、歴代のニコン製カメラがずらっと並んだショーケースで、

様々な時代の製品が一堂に会しており、まさに圧巻の展示でした。

カメラ以外にも、半導体製造装置などの産業分野、そしてバイオ・医療機器のコーナーには

我々が使用している2光子励起顕微鏡の紹介もあり、石井研のイメージング画像もありました(!)。

そのベースとなる光学技術の紹介もあり、我々が今使っている生体イメージング技術は、

時代を経て培われてきた多様な技術が文字どおり積み上がって出来ていることを実感します。

こうした新たな技術を用いて、さらに自然科学の分野で知見を積み上げていくことができれば、

発見のインパクトに関わらず嬉しいことだろうなと思いました。

お土産は、密かに多くのファンがいると噂のニコンようかんです。(文責 松井)

平成29年度 2光子励起顕微鏡イメージング 技術講習会のお知らせ (再掲)

下記の要領で本年度の2光子励起顕微鏡イメージング講習会を開始します。

まだまだ参加者募集中です。詳しくは右にある「2光子励起顕微鏡イメージング講習会」バナーをクリックしてください。

日時:平成29年8月3日(木)10:00~17:00

               8月4日(金) 9:00~12:30

場所:大阪大学大学院医学系研究科 免疫細胞生物学教室内

申込締切:平成29年6月22日(木)

第六回武田科学振興財団奨学助成認定式

第六回武田科学振興財団奨学助成認定式に行ってきました。

この助成は全国7大学の基礎医学系博士課程大学院生に対して、

医学の発展に貢献する目的で支給されるものです。

今回は助成を受けている身として、2年間の成果発表をする機会をいただきました。

貴重な機会ということでかなり入念に発表準備をしていったのですが、他の大学院生の方たちの発表を聞いて

研究内容・進度のレベルの高さに驚きました。

私と同じ年代の医学部出身の基礎医学系の研究者の方が、

どのような視点を持って研究に臨んでいるのかを知ることができました。

また、自分の発表に対するコメントもいくつかいただき、多種多様な研究テーマの中で自分の研究内容が

どういう風に見られるのかを知る貴重な機会となりました。

今後とも精進します。(文責 森本)

「ためしてガッテン」放映

5月10日放送のNHKの番組「ためしてガッテン」に石井教授が出演しました。

今回のテーマは「長寿の秘訣が血液検査でわかる・慢性炎症を抑える方法」です。

番組内では、肥満によって脂肪細胞が膨化すると、そこに免疫細胞が集まって

慢性炎症が起こるメカニズムを解説しました。

歓迎会

4月28日に歓迎会を行いました。楢崎さんと内海さんが新しく石井研のメンバーに加わりました!

今年も(?)個性的な自己紹介からスタートして夜まで楽しみました。

明るい二人を迎えてこれまで以上に元気に満ちたラボになることを願っています。

楢崎さん、内海さん、よろしくお願いします!(文責 野口)

平成29年度 2光子励起顕微鏡イメージング 技術講習会のお知らせ

趣旨:実験動物を生かしたまま、その体内の組織・臓器での生きた細胞・分子動態の解析を可能とする

「生体2光子励起イメージング」は、ライフサイエンスの研究領域に革命的変化をもたらしています。

しかしながら、手技的なハードルの高さから2光子励起顕微鏡を使いこなして

生体イメージングを行っている研究室はまだ少ないのが現状です。

毎年大好評を博している本セミナーでは、

2光子励起顕微鏡を用いた生体イメージング研究がより身近なものとなるよう、

実験方法の基礎原理から実践、

顕微鏡の使い方から生体2光子励起イメージングに必須である動物実験の方法まで、

秘伝のプロトコルを余すところなく紹介します。

これからイメージング研究を始めたい、また始めかけているものの行き詰っている、

といった多くの研究者の方々に参加して頂ければと思います。

 

日時:平成29年8月3日(木)10:00~17:00

               8月4日(金) 9:00~12:30

場所:大阪大学大学院医学系研究科 免疫細胞生物学教室内

申込締切:平成29年6月22日(木)

 **実習に参加できる人数は限られておりますので、調整をさせていただきます。

参加費:技術解説のみ:1000円    技術解説と技術実習:5000円

お申込み方法:

①    申込書をダウンロードしていただき、必要事項を記載の上、

PDFファイルとしてe-mail (imagecourse(at)icb.med.osaka-u.ac.jp)でお申込みください。

内容確認後、返信メールにて申し込み完了を連絡いたします。

②    申し込み締め切り後、事務局より参加受付の通知をお送りいたします。

③    参加費は当日会場にてお支払いください。領収書兼参加証は当日会場にてお渡しいたします。

 

共催:先進イメージング医学研究会, 大阪大学大学院医学系研究科・免疫細胞生物学教室

協賛:株式会社ニコンインステック

石井教授 大阪大学栄誉教授称号付与

石井教授がこのたび「大阪大学栄誉教授」称号を付与されました。

この称号は、ノーベル賞、文化勲章、フィールズ賞、文化功労者、日本学士院賞、

日本学士院エジンバラ公賞、日本芸術院賞、日本国際賞、紫綬褒章、京都賞、

日本学術振興会賞その他これらに相当する著名な賞を受賞し、本学の教育、

研究及び社会貢献の推進に先導的な役割を担う本学教授に対して付与されます。

このように石井教授の研究業績、指導力、社会貢献が高く評価され、

このたびの栄誉教授称号付与の運びとなりました。