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活動状況2016

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送別会

3月21日に今年度で当研究室を退職される方、卒業される学生さんたちの送別会が開かれました。

石井研での経験を生かして、4月からも新たな環境で頑張ってください。

NHK取材

NHKが取材にやってきました。

以下はNHKの取材に答える石井教授

白崎さん卒業

当研究室のテクニシャンとして5年間勤めていただいた白崎さんが今年度で卒業されました。

特に二光子イメージングのスペシャリストとして、多くの研究を支えてくれました。

ラボのムードメーカーであり、とても頼りになる存在でもありました。

お疲れさまでした。そして有難うございました。

基礎配属学生発表

2月27日に基礎配属に来ていた医学部3回生の学生2名が、4か月間の研究成果を発表しました。

二人とも限られた期間で細胞の採取や二光子顕微鏡の使い方をマスターし、

オリジナルデータの抽出、解析まで行うというレベルの高さでした。

プレゼンテーションとディスカッションは英語で行いましたが、落ち着いた堂々とした発表でした。

以下は実習の感想です。

【長久 侑生】

免疫細胞生物学教室の配属を希望した理由はイメージングに興味があり、

自分でも撮影してみたかったからでした。

配属期間のうち、2ヶ月ほどはイメージング映像の撮影が上手く出来ませんでしたが、

経験を積み、先生方にアドバイスを貰いながら工夫を加えることで

満足のいく撮影ができるようになりました。

ただイメージングをするだけでなくそれを解析し数値化することで、

統計学的観点から自身の考えを補強する事ができました。

4ヶ月という短い期間でしたが基礎研究がどのようなものか少しは理解できたような気がします。

先生方にはご迷惑もおかけしたと思いますが感謝の気持ちを込めさせていただきます。

ありがとうございました。

【佐々木 美雪】

基礎配属で免疫細胞生物学教室にお世話になりました佐々木です。

基礎配属の四ヵ月間はとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

今まで研究というものに触れたこともなく、何もわからないところからのスタートでしたが、

先生方のご指導のおかげで最後には何とかきれいな画を撮ることができ、とても嬉しかったです。

先生方やスタッフの皆さんはとても丁寧に指導してくださり、

何でも質問しやすい雰囲気があったので安心してのびのびと研究が出来ました。

実際に研究者として生活されている方々の様子に触れられたこと、

様々なテーマの研究を間近で見られたこと、結果を出すことの大変さを学べたこと、

英語での発表、全てが良い経験になりました。

このような経験をさせてくださった石井先生をはじめラボの皆様にはとても感謝しています。

どうもありがとうございました。

第8回若手研究フォーラム

第8回若手研究フォーラムが2月27日に行われました。

このフォーラムは、大阪大学医学系研究科の助教を中心とした若手研究者が企画・運営し、

自身の研究や、将来の共同研究に役立てることを目的としたものです。

今回は骨芽細胞のイメージングのポスター発表をさせていただきました。

同じ医学系研究科の他研究室がどのような研究をされているのかを知ることができ、

知見が広がると共に、同年代の研究者と交流する良い機会になりました。(文責 上中)

生命機能研究科中間評価論文公聴会

2月20日に生命機能研究科中間評価論文公聴会が開かれました。

今年は当研究室から修士課程を卒業する2名の学生が発表を行いました。

【西澤 志乃】

中間評価論文公聴会で研究発表を行いました。質疑応答の中では想定外の質問などもあり、

自分の研究内容を様々な角度から考えることが必要だと実感しました。

この気付きを、来年度から活かして研究を進めたいと思います。

また、2年間石井研で研究生活を過ごすことができたのは、日頃から気さくに声をかけて頂き、

実験のアドバイスをしてくださったラボメンバーのおかげです。

辛いこともありましたが、楽しく過ごすことができました。

ラボの皆様本当に私を支えてくださりありがとうございました。(文責・西澤)

【山下 英里華】

中間評価論文公聴会では予想以上に多くの人が発表を聞きに来てくださっていて緊張もしましたが、

自身の研究について先生方にコメントをいただける機会に恵まれて大変良い経験をさせていただきました。

このように無事に公聴会を終えられたのも、ひとえに研究含め発表練習などで

ラボの皆様に支えられたおかげだと感謝しています。

これからさらに3年間、博士後期課程でもお世話になりますので、

これまで2年間の経験を生かして頑張っていこうと思います。

第4回先進イメージング医学研究会(第13回生体イメージング研究会)

今年も恒例の先進イメージング研究会が、2月20日~21日有馬グランドホテルで開かれました。

本研究会は2010年に当研究室石井教授と京大皮膚科椛島教授が世話人となり、初めて開催されました。

後に戸村道夫教授(大谷大学)、片貝智哉教授(新潟大学)も世話人として加わり、

毎年2回の会合を重ねて現在に至っております。

生体イメージングについてとことん心行くまで議論するという趣旨で開催され、

今年は8演題について約50名の参加者が深夜に至るまで熱いディスカッションを交わしました。

通り一遍の発表ではなく、細かい実験方法や、なぜこの実験を行ったのかという研究展開についても

徹底して議論することができる貴重な機会となりました。

発表はどれも刺激的で大変レベルが高く、イメージング研究を更に進めていこうという、

大きなモチベーションを与えられました。

途中には温泉にゆっくりとつかり、癒しの時間も持つことができました。

また、研究室の垣根を越えて交流が広がっていく機会となりました。(文責 数藤)

向山洋介先生セミナー

12月19日に、NIHから向山洋介先生をお迎えして、セミナーが開催されました。

向山先生は、神経や血管の発生についての研究を専門にされています。

セミナーでは、脳や皮膚において神経や血管がどのように発生し、そこにどのような種類の細胞が

存在するのかということについて膨大なデータを示されました。

外胚葉系である神経と中胚葉系である血管が平行して走行することや、その発生に

pericyteが果たす役割についてもわかりやすく解説していただきました。

細胞をトレースするために、様々なレポーターマウスを用いて緻密な実験系を組まれていることに

感銘を受けました。また、今回改めてわたしたちの身体がどのようにできてくるのかという発生学の面白さを

再認識する機会となりました。(文責 数藤)

MD研究育成プログラム発表会

11月25日に、MD研究育成プログラムの研究発表会が開催されました。

当研究室からは医学部6回生の学生3人が研究発表を行いました。

3人とも基礎配属期間後も熱心にイメージング研究に取り組み、素晴らしい成果を挙げました。

皆が個性ある研究発表を行い、ポスター会場は大盛況でした。

オリジナルの研究を行うこと、そしてそれを発表することはとても良い経験になったことと思います。

研究室で学んだ経験を生かして、これからの医師・研究者としてのキャリアに繋げてください。

以下は学生さんの、MDプログラムの感想です。

【井戸 允清】

【MDプログラム】

私はMD研究者育成プログラムに参加し、3年生の時からこの免疫細胞生物学教室にお世話になっていました。

その中で、二光子励起顕微鏡という生体内の細胞の動きを生きたまま観察することのできるツールを用いて、

マウスの破骨細胞の研究をさせていただきました。最初は初めての経験の連続でわからないことだらけでしたが、

先生方や院生の方、スタッフの方の丁寧な指導のおかげで免疫学会でのポスター発表という貴重な経験もできました。

臨床実習が始まってからはイメージングをなかなか進めることができずに培養実験がメインになっていましたが、

結果の解釈の仕方や解析方法の模索などを通じて研究の流れというものを理解できたように思います。

来年からは初期臨床研修をすることになると思いますが、その先に研究に帰ってきたときに

ここで得ることのできた知識をうまく活かすことができればな、と思います。

【発表】

今回のMDプログラムの発表会では、私を含め8人の学生が発表を行いました。

そのうち自分を含めて3人が免疫細胞生物学教室からの発表でしたが、

イメージングを用いた発表はやはり惹きつけられるものがあるなと感じました。

他の分野の発表は、やはり自分自身が深く知らない内容のものが多くなるので

ポスターを一目見るだけでは解釈が難しいものもありました。

しかし、発表者の熱のこもったプレゼンテーションを合わせ読んでみると、

なるほどとうならされることも多々ありました。

発表の際はプレゼンテーション能力が聴講者側の理解を深めるには必須だと痛感させられましたが、

そうした当たり前のことを卒なくこなしている同級生がすぐ近くにいるというのは非常にいい刺激になります。

私自身ももっと上手く伝える方法はあったのではないかなと思うこともありますが、

これを一つの経験として学ぶ材料としたいと思います。

最後になりましたが、この4年間サポートしてくださった教室の先生方、本当にありがとうございました。

【池田 早希】

先日、MD研究者育成プログラム研究発表会にてポスター発表させていただきました。

3年の基礎配属時から始めたマウス脊髄のin vivoイメージング法について、初めてのポスター作りということで、

菊田先生に何度もアドバイスいただき、なんとか発表に漕ぎつけることができました。

当日発表後、質問もいただき、発表に関して足りないところも気づかされました。

基礎配属を決める為の見学でin vivoイメージングの美しさに惚れ込んで以来3年間、

この研究室を通してたくさんの温かい先生に出会い、研究を進めることができ、

また懇親会などでお話する機会も多く、人間としても成長することができました。

今後国家試験が終われば研修医として働くので、しばらくは研究の道から外れますが、

どんなフィールドでも研究マインドを持って頑張りたいと思います。

【松本 紗矢香】

石井研の皆さま、今までありがとうございました。本当に、お世話になりっぱなしの三年間でした。

この研究生活、最初はとにかく上手くいかないことだらけでした。

肝臓のイメージングに取り組むと決まって二光子顕微鏡を覗いたときは真っ暗な画面ばかり見ていたし、

細胞培養を始めたときも、ディッシュの細胞を何度全滅させたか分かりません。

試行錯誤を繰り返し、先輩・同僚にたくさんのアドバイスもらいながら、

少しずつ前進していけたように思います。

初めて肝臓内の免疫応答を可視化できたときは、まずその美しさに感動し、

言葉では言い表せないくらい嬉しかったです。

”この現象を見ているのは世界で自分しかいない”という事実に、正直私は虜になりました。

しかし同時に、モノにした技術をどう使いこなし、何を追究していくのかについては

まだまだ修業が必要だろうと痛感しています。

石井研での研究生活を通じて研究の厳しさ、そして喜びを一端でも味わえたことは、

間違いなく自分にとって大きな意味がありました。

将来は必ず役に立てる人間になって、この恩返しをしたいです。

第45回日本免疫学会学術集会

12/5-7に沖縄で開催された免疫学会に参加してきました。

シンポジウムでは、石井先生が留学されていた研究室の

Ronald N. Germain博士の発表を聴き、イメージングの意義を強く感じました。

また、ポスター発表では、新たな視点の疑問を投げかけて頂き、

有意義なディスカッションをすることができました。

今回の発表を活かして、今後更に研究に取り組みたいと思います。(文責・西澤)

第39回分子生物学会年会

秋は学会シーズン!ということで、

11/30-12/2の間、分子生物学会(通称:分生)に参加してきました。

ポスターでの発表でしたが、多くの人が発表を見に来て下さり、

今後の研究の方向性が定まるいい意見をたくさんいただきました。

そして光栄なことに、、、優秀ポスター賞を受賞させていただきました!

座長の先生がとても熱心に聞いて下さって、

伝えたいメッセージをしっかり伝えきれたのが幸いしたのだと思います。



ポスター賞を受賞するとはつゆしらず、、、

発表前にのんきに写真を撮っています

今回の学会期間中は多くの人との出会いがあり、

(飛行機の隣席の方と仲良くなったり、お世話になった先生のお知り合いの先生とお話できたり、、、)

学術的な”楽しい”に、+αの”楽しい”が味わえた学会でした。(文責 山下)

網塚 憲生先生セミナー

11月15日北海道大学歯学研究科硬組織発生生物学教室の網塚先生のセミナーに参加させていただきました。

演題は「骨の細胞と基質石灰化の微細構造」です。我々が骨を二光子励起顕微鏡で観察しているのに対して、

網塚先生は電子顕微鏡で同じ組織を観察されています。

研究内容が近いこともあり、私などの骨の研究をしている者は今回のセミナーを長い間本当に

楽しみにしていました。

顕微鏡の種類が違うため、見えてくる風景は全く異なるのですが、だからこそ、本当に勉強になる内容でした。

私たちの顕微鏡では見えないけれども網塚先生の顕微鏡では見えるものを、盛りだくさんの内容で

教えていただきました。

逆に、網塚先生の顕微鏡では見えないけれども、私たちの顕微鏡で見えることというのが

まだまだたくさんあると思っています。

自分の研究にとってもこれからの励みになるセミナーでした。

遠路はるばる、本当にありがとうございました。 (文責 森本)

中学生の職業体験実習

10月31日から3日間にわたり、箕面第6中学校の2年生2人が職業体験実習に

やって来ました。実習中は教官の先生方について、実験の仕方や

二光子顕微鏡の使い方などの説明を受けてもらいました。

最先端の研究の場に触れ、二人の表情は驚きと輝きに満ちていました。

実習を通じて研究者のお仕事について学ぶことができたのではないかと思います。

二人とも医療や科学に興味があるそうなので、将来私たちと一緒にお仕事ができることを

楽しみにしています。(文責 数藤)

第3回六甲医学研究会

先日、淡路島で開催された第3回六甲医学研究会に参加しました。

様々な分野の著名な先生方も参加されるということもあり、とても楽しみに会場入り。

いざセッションが始まると、普段は触れる機会の少ない発生や神経分野のお話に

胸が高鳴り、また、先生方や研究者の方々の白熱した議論に圧倒されました。

そして顔には出ていなかったと思いますが、研究室に配属されてから初めての

ポスター発表に非常に緊張していました。

しかし、実際に発表が始まると緊張していたことが嘘のよう。

分野の垣根を超えて、多くの方々が聞きに来てくださいました。

面白い研究だね!!イメージングの動画が綺麗!!というお言葉を多くいただき、

嬉しさと共に研究への意欲がさらに湧いてきました。

たくさんの助言もいただくことができ、今この文章を書いている時でも実験を行うことが

楽しみで仕方ありません。(早く物質が届いて欲しい...)

研究のお話だけでなく、たわいもないお話(恋話とか)もすることもでき、

多くの方々と知り合い楽しく話すことができました。

やはり研究室の枠を超えて色んな方と知り合い語り合うことは楽しく、また、

1人の人間として成長するためには必須のことだと改めて感じる機会となりました。

この研究会に参加して、自分らしく楽しみながら全力で挑んだ末にいつかこの研究を

多くの人々に知ってほしいという思いが強くなりました。

このような貴重な機会を与えてくださった先生方に、この場をお借りしてお礼申し上げます。(文責 尾上)

第31回日本整形外科学会基礎学術集会

10月13-14日に福岡で第31回日本整形外科学会基礎学術集会が開催されました。

この度、日頃の研究成果を評価して頂き、優秀口演賞という名誉ある賞を受賞することが出来き、

大変うれしく思っております。

今後もこの賞に恥じぬよう研究を継続していきたい所存です。

最後になりましたが、私がこのような賞を頂くことが出来たのは、

多くの先生方のご指導があってのことだと思います。

この場を借りてお礼申し上げます。(文責 橋本)

第78回日本血液学会学術集会

10/13から10/15に横浜で開催された

日本血液学会学術集会に参加してきました。

当研究室からは4名が参加し、2演題(水野、数藤)の口頭発表が行われました。

骨髄内の生体イメージング画像は、参加者に大きなインパクトを与えることができました。

本学会は海外からの招待講演、シンポジウムが充実しており

世界で行われている最先端の血液学研究の話題を聴くことができました。

他のラボの多くの研究者との交流もでき、大変有意義な経験となりました。(文責 数藤)

免疫ディベート塾

9/16-17に伊東の山喜旅館にて第一回免疫ディベート塾が開催されました。

大阪大学の石井教授と理化学研究所の茂呂チームリーダーの、日本人が自らの主張の論点を整理し

理路整然と相手に伝える討論の経験の乏しさに対する危機感に端を発した企画でしたが、

両研究室の入念な準備に基づく討論は大変な盛り上がりをみせ、

参加メンバーにとり貴重な体験となりました。

また両PI同士の対決も行わせ、わずか4分間という準備時間の短さにも関わらず

大変白熱した高レベルな議論が行われ、メンバー一同大きな刺激をうけました。

討論はトレーニングの積み重ねで上達していくため、今回のディベート塾で学んだことを元に

日々自分の意見を論理的に相手に伝える意識を高め、また同時にお互いを尊重しあう姿勢を忘れず、

両ラボメンバー一同精進していきたいと思います。(文責 長谷川)

若手研究フォーラム

9/12に大阪大学にて若手研究フォーラムが開催されました。

今回も骨髄イメージングについての発表をさせていただきましたが、

臨床系の方々にはイメージングによる薬効評価について興味を持っていただけたようで

多くの質問をいただくことが出来ました。

また、他のラボの方ともお話することが出来、非常に有意義な会となりました。(文責:水野)

ICI2016

オーストラリア メルボルンにて開催されたICI2016に参加しました。

出発日に台風が3つ発生し、現地に到着できるかどうか不安な状態でのスタートとなりました。

飛行機は飛んだものの、台風による飛行機の遅延のため途中の乗り継ぎがギリギリとなり

空港でダッシュすることとなりましたがなんとか予定通りメルボルンに到着出来ました。

学会では2番めに大きな会場での口演をさせていただきましたが、

海外での口演が初めてとなる私は非常に緊張し、会場におられた方には聞き苦しい発表になって

しまったかもしれません。

しかし発表後には、多くの方から質問をいただいたりやイメージングの相談をしたいなど

お話をする機会をいただき非常に良い経験になりました。

今後の研究に活かしていきたいと思います。

(文責:水野)

先進イメージング研究会

8月8日に京都大学皮膚科教室にて先進イメージング研究会が開催されました。

この会は当研究室と京大の椛島先生、大谷大学の戸村先生、阪大竹田研の梅本先生らの研究室から

演題を持ち寄り、イメージングを中心とした発表をじっくり行う会です。

今回はそれぞれのラボから計4演題が発表され、3時間に渡り活発なディスカッションが行われました。

会終了後には鴨川沿いの川床のお店で懇親会が開かれました。

研究室の垣根を超えて交流を行える良い機会となりました。(文責 数藤)

 

生体2光子励起イメージング技術講習会

7月28日と29日の2日間、当教室にてイメージング技術講習会が行われました。

毎年恒例となったこの講習会では、今年も定員を大幅に越える募集がありました。

生体イメージングの総説から2光子励起顕微鏡の技術解説に始まり、

顕微鏡の周辺装置を含めた説明、実験用デバイスの作成、

そしてイメージング実験の準備から撮影まで実際の流れを見学していただきました。

解析ソフトの説明や参加者間のフリーディスカッション、情報交換会まで、

充実の内容でイメージングの実際とその魅力を共有できたと思います。

このような機会を契機として、生体イメージングが広まり、

さらにはイメージングを介した交流が広がったらいいなと思えた2日間でした。

 

ICBメンバーが行く!ECTS @Rome 4日間の旅!!

先日、ローマで行われたECTS(the European Calcified Tissue Society)にて

石井先生と山下が発表を行いました。

 

<ここから先は山下目線でお送りいたします>

 

~ローマへの旅立ち~

準備万端で出発!とはいかず、

直前の口頭発表の練習で厳しい指摘を受け、

自信という自信を喪失した状態で旅立つことに。。。

 

早朝、大阪からローマへと向かいました。

天気は良好。心境は曇天。

おそらく外はこんな感じに晴れていたのでしょう。(写真は帰国時の写真です。)

発表の不安から気を張り詰めたまま、乗り継ぎも含めて14時間のフライト。

 

やっと夜のローマに到着です。

美味しいご飯で少し疲れを癒したあと、

ホテルにて水野先生(写真左)と発表の練習、、、真剣です。

~学会1日目~

ついにやってきました。発表日当日!

午前中に石井先生が発表されました。

イメージングで明らかになる生命現象とそのメカニズムに多くの人が魅了され、

発表後には多くの方が石井先生の周りを囲んでいました。

伝えることでreaction を得て、次につながるんだなあと体感させられました。

午後、私の緊張は最高潮に。。。

発表台が高すぎて全身隠れてしまい、台からずれて発表したこと以外、

正直なところ、発表が終わるまでの記憶はほぼありません。。。

もちろん、発表はまだまだだっただろうとは思いますが、

大きな一歩を踏み出せたことは間違いないはずです。これからは前進あるのみ!!

石井先生をうならせる研究発表ができるように精進します。

そして、発表後は一気に緊張から解き放たれ、この笑顔!

水野先生も安堵の表情です。(左:水野先生 右:山下)

夜には発表お疲れ様会ということでピザの老舗店へ!

~学会2日目~

僭越ながら、ECTS East-Meet-West Travel Awardをいただきましたので、

学会中に表彰式に出席しました。

自身の研究が認められるって、やっぱり嬉しいですね。

水野先生がこっそり(?)喜んでくださっていたことも個人的には嬉しかったです。

何度も添削していただいた水野先生、石井先生には感謝してもしきれません。

~日本への帰国~

あっという間に帰国の途に。。。

短い期間でしたが、少し大きくなって帰ってこれたかも?と感じた学会でした。

“その研究おもしろい!”と評価されて、さらにその結果が社会に還元されていく、

そんなことを思うと

なかなか簡単には結果は出ないけれども、やっぱり研究って楽しい!

貴重な発表の機会を次に活かせるように、

また、次の発表の機会を得られるように、翌日から実験再開です。

(文責:山下)

 

茂呂先生セミナー

茂呂和世先生による第6のリンパ球発見物語

4月26日、理化学研究所統合生命医科学研究センター自然免疫システム研究チームの

チームリーダーである茂呂和世先生にご講演いただきました。

テーマは「新しいリンパ球発見にまつわる本当の話」と言うもので、

第6のリンパ球(ILC2)発見への紆余曲折した道筋を熱く語られました(衝撃的な内容含む!?) 。

茂呂先生は講演の際、

「みんな当然のように知っていたが、なんでそんななことが起こるのか考える人は誰もいなかった。

だからそこに目をつけた」と話され、純粋に“かっこいいなぁ”と感じました。

私自身、このラボに通い始めてようやく一か月が経とうとしています。

まだまだ駆け出しの身ですが、自分で“かっこいい”と思えるような実験をしたいと強く思いました。

(文責:野口)

 

歓迎会

先日新しくラボに入る方の歓迎会を行いました。

昨年ラボを卒業された方々から届いた生ハムを削りながら、

自己紹介尺八の演奏やら小話やらなど、個性あふれる自己紹介を行いました。

長谷川先生、粟生先生、野口くん、尾上さん、末原さん、これからよろしくお願いします!!

(文責:山下)

 

藤田恭之先生が共同研究の打ち合わせにみえました。

先日、北大の藤田先生が共同研究の打ち合わせにいらっしゃいました。

折角の機会だからと、たくさんお話をさせていただいたのですが、、、

普段のミーティングやラボの中では直接は聞けない話が盛りだくさん!

先生方の研究への姿勢や考え方などなど、(恋愛話も?)

科学者を目指す者としては身にしみる思いで聞かせていただきました。

科学者ってやっぱりいいな。と感じたこの感覚を忘れたくないと

思いながら、再び、日々の研究生活を過ごしています。

(文責:山下)

 

和氣弘明先生セミナー

4月13日、神戸大学医学研究科生理学・細胞生物学講座・システム生理学教授の

和氣弘明先生をお招きして研究セミナーが開催されました。

中枢神経唯一の免疫細胞であり、さまざまな中枢神経疾患との関連が報告されてきた

ミクログリアの生理機能についてのご講演でした。

講演後は参加者から質問が飛び交い、活発な議論が行われました。

中枢神経系の研究に触れ、2光子励起顕微鏡を用いた生体イメージングについての知見が広がりました。

(文責 粟生)