活動状況2025
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学振DC採択
2025年度の学振DCに当教室の学生2名が採用されました。おめでとうございます!
以下、採用された学生からのコメントです。
---DC1 佐藤くん---------------------------------------------------------------
この度、2025年度日本学術振興会特別研究員(DC1)に採用されましたことをご報告いたします。研究課題は、「結晶状態に着目した血管石灰化の病態解明および細胞動態解析」です。申請書を作製するにあたり、ご指導ご助言いただきました皆様方に心より感謝申し上げます。
しばしば、研究はマラソンにたとえられますが、石井研に来て3年経て、まさにその通りだと痛感しています。長い長い距離を苦しみながら、そして楽しみながらも走り続けているこの感覚は、まさにマラソンです。しかし、マラソンと違うと感じるところもあります。それは、研究には決まったゴールがないということです。そのため、この3年間、時にはどちらが前かすら分からなくなり、遠回りもたくさんしてきました。そのような中、自身の研究テーマをDC1という形で評価していただいたということは、自信にもつながり、また、これを励みに自身の信じたゴールを目指して走り続けたい所存です。
「走った距離は、裏切らない」。アテネオリンピック・女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずきさんの言葉です。気が付けば、博士課程も2年目となり、早くも折り返し地点となってしまいました。あっという間な3年でしたが、遠回りをしながらも走り続けてきたこの時間は、必ず自身の実力となっていると思います。残り3年間ですが、DC1の名に恥じないよう、今後より一層、真摯に研究に取り組みます。
---DC2 藤本さん---------------------------------------------------------------
このたび、2025年度日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用されましたことをご報告申し上げます。研究課題は「炎症収束機構を統御する低酸素応答性線維芽細胞に着目した虚血性心疾患の病態解明」です。
私は心臓免疫の研究を志し、石井研に所属いたしました。石井研は多様な臓器や疾患を対象とするラボであるため、当初は心臓に関する評価系が整っておらず、その確立に多くの試行錯誤を要しました。3年をかけてようやく評価系が安定し、自身の研究テーマも形になってきたと感じております。ここまで研究を進めることができたのは、ひとえにラボの皆様のご支援とご助言のおかげであり、深く感謝しております。石井研では外部との連携も盛んに行われており、様々な意見を伺いながら研究できる環境に、大変恵まれていると実感しております。今後も学会や研究会への参加を通じて、多様な価値観に触れ、研究力をさらに高めてまいりたいと考えております。
特別研究員として、現在の研究課題に真摯に取り組み、新たな知見を発信することで、心臓免疫研究の発展に貢献したいと思います。
最後に、特別研究員採用にあたり、石井先生、菊田先生、藤井先生、宮本さん、揚村さんをはじめ、ご指導いただいたラボの皆様に心より御礼申し上げます。
Medical Frontier Program
大阪大学医学部のMedical Frontier Programにて5/12から5/30までの3週間、香港からTSOIさんがいらっしゃいました。二光子励起顕微鏡を用いた生体イメージングをはじめ、基礎医学研究について実習していただきました。3週間、お疲れ様でした!香港でも頑張ってください!
↓TSOIさんからコメントをいただきました。
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I am really grateful for the Ishii Laboratory for having me over for an overseas attachment! I learned a lot about the latest advancements in immune cell research, and understood more about the role immune cells play in various diseases of the human body. I also had the chance to try out advanced imaging techniques hands on through operating the two-photon and confocal microscopes, which was a new experience to me. Although I was only attached for a total of 3 weeks, this has still been a productive attachment for me, and I enjoyed my time in the laboratory with the research team.
ブルーバックス「骨のふしぎ」出版
ブルーバックス「骨のふしぎ」を出版しました!
一般向けの「骨研究」に関する書籍を出しました。支持組織としての骨、だけではなく、骨を中心に、内分泌や免疫・がんなどのトピックをわかりやすく書いています。
ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください。本を私の下に持参頂ければ、サインします!
↓切り出し記事もでています。
https://gendai.media/articles/-/152376
(出典:https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000414881)
講談社をはじめとした各種オンライン書店にて発売中です(電子版もあります)!
日本炎症・再生医学会 次世代リーダー育成スクール2025@奄美大島
2025年5月8日(木)から11日(日)にかけて、奄美大島にて開催された「日本炎症・再生医学会 次世代リーダー育成スクール 2025」に参加いたしました。
本スクールでは、参加者全員がそれぞれの研究内容について口頭発表を行いました。質問時間が発表時間より長く設定されており、各発表に対して活発な質疑応答が交わされました。自分が専門とする骨代謝の研究に加え、腫瘍、自己免疫疾患、脳神経疾患など多岐にわたる分野の発表に触れることができ、積極的なディスカッションを通して学術的に大きな刺激を受けました。特に印象深かったのは、同年代や若い世代の参加者の非常に高い研究遂行力とプレゼンテーション力です。その真摯な姿勢と深い洞察には強く感銘を受け、自分自身の研究に対する向き合い方を見直す良い契機となりました。
また懇親会では、研究関連の話題に加えプライベートな話まで、さまざまなテーマで交流が深まりました。研究仲間としての繋がりを築くうえでとても有意義な時間となりました。
4日間にわたる本スクールを通して、知識の深化だけでなく、研究者としての姿勢や人との関係づくりなど多くを学ぶことができました。今回得た学びや出会いを糧に、今後の研究活動に一層励んでまいります。
(文責:佐邊)
石井優教授が令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞しました
令和7年度4月15日に、科学技術分野の文部科学大臣表彰の表彰式が行われ、石井優教授が科学技術賞(研究部門)を受賞しました。科学技術賞(研究部門)は、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究または発明を行った個人またはグループが表彰対象となっています。
■ 石井 優(大阪大学大学院医学系研究科長)
「生体イメージングによる免疫炎症の時空間多様性に関する研究」
文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しており、次のとおり各賞を授賞しています。
○科学技術賞(開発部門、研究部門、科学技術振興部門、技術部門、理解増進部門)
○若手科学者賞
○創意工夫功労者賞
○研究支援賞
詳しくは文科省HPをご覧ください。
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01503.html
歓送迎会を行いました@福島
5月から富山大学へ赴任される箭原先生の送別会と、
箭原先生には石井研に新しい風を吹き込んでいただき、
尾添先生、辻先生、柳澤先生、大西くん、Ireneさんは、
新年度が始まりました
ラボミーティング後、新入生に自己紹介をしてもらいました。
恒例の席替えも一段落し、気持ちを新たに頑張っていきます!!