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活動状況2020

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 2013年

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 令和2年度 送別会

今年度も終わりを迎え、石井研からネクストステージへと進むラボメンバーの送別会を行いました。      *COVID-19感染予防を充分に行ったうえで開催しました。

今年は助教の数藤先生、博士課程学生の塚崎先生、修士課程学生の岩松さんと森松さんが異動・卒業されました。新天地でのみなさまの活躍をラボメンバー一同お祈りしています!!

お祝いの気持ちとともに、やはり寂しい気持ちも拭えませんね、、、、

 

↑左から塚崎先生、森松さん、岩松さん、数藤先生

 

異動・卒業される皆様からメッセージをいただいております!

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この度、学内異動により石井研を離れることとなりました。

私は血液疾患をみる過程で生じた造血の謎を解くべく石井研の門を叩き、生体イメージング技術を用いてその課題に取り組んできました。この間にイメージングのみならず次世代シーケンサを用いた1細胞解析技術の進歩は目覚ましく、恵まれた環境の中でこれらの新しい技術を取り入れた研究を展開させていただきました。メンバーとのディスカッションはいつも刺激的で、基礎研究の奥深さを堪能しました。またスタッフとして基礎配属の医学生や大学院生を受け持ち、教育するという貴重な経験もすることができました。

最後の1年はコロナの影響もあり思うように研究を思うように進めることが難しかったのですが、石井先生はじめスタッフ、技術職員、事務職員、学生の皆さんにいつも支えていただきいくつかの成果を出せたことに大変感謝しております。

今後は新たな環境において、石井研で培った技術を生かしつつ、オリジナリティーのある研究を展開していければと考えております。石井先生はじめ教室員の皆様、本当にお世話になり有難うございました。

数藤 孝雄

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私は大学院2年生から研究活動を開始いたしましたので、在籍期間は3年間と通常より1年短いものでしたが、大変濃密な時間を過ごさせていただきました。石井研での大学院生活は、本当にとの出会いに恵まれた3年間で、感謝の気持ちしかありません。ハイレベルなリサーチミーティング、ディスカッションだけではなく、実験室でのラボメンバーとの何気ない会話からも多くのことを勉強することができました。私は菊田先生を中心とする骨グループに所属し、イメージングの研究を行ってまいりました。実験がうまく行かない時期にはラボメンバー、特に骨グループの皆さんと議論を繰り返し、助けていただいたおかげで研究をすすめることができました。大学院での3年間を通じて、知識だけではなく「考える力」を鍛えていただいたと感じています。今後は整形外科診療においても石井研で学んだ「考える力」を最大限に活かしていきたいと思います。

石井研のみなさんと過ごした時間は私にとって一生の誇りです。石井先生をはじめ、ラボメンバーのみなさんに深く感謝申し上げます。本当にお世話になり、ありがとうございました。

塚﨑

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2年間大変お世話になりました。「自分の研究によって、がんで苦しむ方の助けに少しでもなりたい」と志し、石井先生、水野先生、山下さんのもとで研究を進めて参りました。

石井研では、自分で調べ考え実験するという、学生にとって当たり前のようでとても有り難い経験をさせていただきました。研究が思うようにいかないことも多々ありましたが、そんな時はラボの皆様がテクニカルなことから人生論まで、様々な声をかけてくださりいつでも前を向くことができました。

卒業後は石井研の皆様のように、周りの方に元気を与えて、技術で社会貢献できるように精進します。本当にありがとうございました。

岩松

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2年間短い間でしたが、ものすごく濃い研究生活を過ごすことができました。私はこの2年間で主に2つのテーマについて研究していました。全く異なるテーマを同時に遂行していく難しさを感じましたが、計画的に物事を進められる力が身についたように思います。実験面では、全く違う研究テーマの中で数多くの研究手技を経験することができました。ラボの皆様が実験について親切丁寧に教えてくださり、多くのアドバイスして下さったおかげで、本当に充実した研究生活を送れたと思います。

私は4月からバイオ関係の仕事に携わることになりましたので、引き続き違う形でではありますが、医療業界を支える立場として精進していきたいと思います。

石井先生、山下さん、水野先生をはじめ、これまで支えてくださった方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

森松

 

 

 論文プレスリリース

抗がん剤後の骨髄回復を促す新たなメカニズムを発見! ~自然リンパ球による緊急回復スイッチの作動~

当研究室所属の數藤助教、石井教授 他が骨髄中の 2 型自然リンパ球が抗がん剤治療後の骨髄傷害を感知し、顆粒球単球コロニー刺激因子 (GMCSF)を分泌することで血球数の回復に関わることを世界で初めて明らかにしました。

本研究成果は「Journal of Experimental Medicine (JEM) 」に、2021年3月10日に公開されました。

プレスリリースは以下のリンクからご覧いただけます。

iFrec http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/20210308-0900.htm

日本の研究.com https://research-er.jp/articles/view/97188

 

 生命機能研究科 中間評価論文公聴会

2月中旬に生命機能研究科の中間評価論文公聴会が行われ、本研究室の修士2年生が研究発表を行いました。

練習を何度も繰り返し、よく頑張っていました! 

↓ 発表した4人からのコメントです。

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岩松さん

2年間の研究内容を発表するにあたり至らない点も多くありましたが、石井先生、山下さんをはじめ、ラボの皆様から何度もアドバイスをいただき無事に一つのまとめとすることができました。

プレゼンテーションスキルにおいても、週2回行われるラボセミナーから「初見の人でもわかりやすい発表」、「自分の研究内容を魅力的に見せる話し方、構成」等、多くの学びを得て、自分の修士論文発表にも活かすことができました。

これからもこの経験やスキルを活かしていきたいと思います。ご指導いただきありがとうございました。

 

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鈴木くん

中間考査にあたっては発表要旨、中間評価論文、公聴会と常に締切寸前までバタバタし、ご指導いただきました石井先生、菊田先生、数藤先生をはじめ研究室の皆様に大変ご心配をおかけしました。

新潟から大阪へ来てはや2年弱、卒研では大腸菌を相手にしていた自分が石井研で初めてネズミを触ったのが今となっては遥か昔のように感じます。

時間だけでなく少しでも自分の実力も積み重ねることが出来ているのでしょうか。(知識・技術の未熟さを感じることはより増えていますが…。)

修士論文がゴールというわけではないので中間考査に間に合わせることができなかったデータや実験はその悔しさを糧にして進めていきたいと思います。

 

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森松さん

コロナ禍の中、中間評価論文公聴会が開催され、無事に終わることができました。

今年度は学会に参加することもできず、分野外の方々の前に立って研究発表をするのが初めてで緊張しました。

ですが、石井先生や山下さんをはじめ、ラボの皆様に多くのご指導、ご助言をいただき、何度も練習を行ったため、自信をもって発表することができたと感じています。

ラボの皆様に本当に感謝しています!ありがとうございました!

 

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鎗くん

中間評価論文公聴会にあたり、ご指導くださいました石井先生、菊田先生、数藤先生、また様々なアドバイスをくださったラボの皆様には大変感謝しております。無事に公聴会を終えられたのは、皆さんのサポートあってのものだと感じております。本当にありがとうございました。

 石井研での研究を始めて2年が経ち、ようやく研究生活に馴染んできたように感じています。初めての生体イメージングで、細胞が血管を流れている様子を見たときはとても感動しました。今になっても、実験で生体内の細胞が綺麗に観察できたときはワクワクします。この生体イメージングのみならず2年間で身に付けた実験の手技や解析方法は、菊田先生を始めラボの方々、その他指導してくださった先生方から、時間を割いて丁寧に教えていた技術です。また、石井研で様々の経験をさせていただき、研究に大切な多くのことを学ばせていただきました。この公聴会の発表は、これまでに教えていただいたものが詰まっていて、私一人の力では絶対になし得なかったと感じています。

今後も引き続き石井研で研究に取り組んでいきます。まだ研究に取り組む人間として至らない所はたくさんありますが、1歩ずつ頑張っていきますのでご指導よろしくお願いいたします。

 

 

 

 2020 NIKON JOICO AWARD 特別賞受賞

長谷川研究員(2020年6月まで在籍)が「関節破壊を惹起する悪玉破骨細胞の同定」に関する研究でNIKON JOICO AWARD 特別賞を受賞しました。

NIKON JOICO AWARDでは顕微鏡画像が持つ学術性と芸術性を審査され、関節炎症のイメージングが評価され、受賞にいたりました。

研究概要、受賞コメント、講評は以下のリンクからご覧いただけます。

https://www.healthcare.nikon.com/ja/ss/joicoaward/award/award8/

 

 2020年度大掃除③

大掃除の第3弾は培養室です。

今年度は掃除に加えて、配置も替え、大改造を行いました!

↓ 動線も確保され、より使い勝手のいい培養室になりました。

 

 2020年度大掃除②

大掃除の第2弾は解析室と第2の顕微鏡室です。

解析室では腰を据えて解析を行うので、長時間快適に過ごせるようにと整理整頓を行いました。

↓ 顕微鏡室の前室も整理整頓して使いやすくなりました!

  

 2020年度大掃除①

例年、年末に一斉に行っていた大掃除を感染対策として日にちを分けて行いました。

第1弾はメインの実験室。

広い実験室と顕微鏡室をスタッフ・学生さんが協力して綺麗にしてくれました!

↓ 冷凍庫の霜取りも普段の掃除よりも丁寧に頑張ってくれました!

 

 依岡さんご退職

技術職員として勤めていた依岡さんが1月をもって、ご退職されました。

ラボのメンテナンスを始め、実験のサポートまで丁寧にお仕事をしてくださいました。

1年半ほど、たくさん助けてもらいました!ありがとうございました!!

 

 クリスマス会

今年は学会を始め、ラボの行事がとても少なく寂しい限りですが、、、

少しばかりのクリスマス会を行いました。

石井サンタからラボメンバーにお菓子が配られ、とても和やかな雰囲気でした。

 

 大阪科学賞授賞式

石井教授が受賞された大阪科学賞の表彰式・記念講演が11月28日に行われました。

「生体イメージングの技術開発と免疫細胞ダイナミクスの統合的解明」の功績が認められ、受賞されました。

記念講演は以下のリンクからご覧いただけます。 是非、ご覧ください。

大阪科学賞 on Strikingly (mystrikingly.com)

↓記念講演での様子             ↓同時に受賞された井垣教授とともに

  

 

 石井教授インタビュー(毎日新聞「ひと人」) 

石井教授のインタビュー記事が毎日新聞に掲載されました。

学生時代のエピソードなどもあり興味深い内容となっております!

 

 2020年度 2光子励起顕微鏡イメージング講習会 

10月1日、2日の2日間、2光子励起顕微鏡イメージング講習会を開催しました。

開所したばかりの大阪大学・ニコンイメージングセンターでの講義から始まり、

イメージングの技術・解析を体感していただきました!

今年度は感染対策を強化し、例年より人数を縮小しましたが、大好評に終わりました。

↓ みなさんとても熱心です!!         ↓ 肝臓を観察中

 

 

 大阪大学・ニコンイメージングセンター開所式

ニコンの提携により大阪大学・ニコンイメージングセンターを開設し、9月30日に開所式を執り行いました。

センターでは最先端の顕微鏡を利用した観察、画像の取得や処理、解析などを実際に行うことができます。

皆様のご利用お待ちしております。

 

↓ 開所にあたり、看板を設置しました。石井研で撮影したイメージング画像が使われています。

↓ テープカットの様子。石井先生も緊張の様子です。     

↓ 西尾総長を始め多くの方にセンターを見学いただきました。

プレスリリースは以下からご覧いただけます。

https://www.nikon.co.jp/news/2020/0930_imaging-center_01.htm

http://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/23479

 

 学位授与式

粟生さんが博士(医学)を取得されました。おめでとうございます。

今後も研究員として石井研で研究を続けられます。今後のご活躍にも乞うご期待!

 

 石井教授が大阪科学賞を受賞

2020年9月24日、石井教授が「生体イメージングの技術開発と免疫細胞ダイナミクスの統合的解明」の研究業績により2020年度、第38回・大阪科学賞に選ばれました。

「大阪科学賞」は、大阪府、大阪市及び(一財)大阪科学技術センターが21世紀の新たな発展と明日の人類社会に貢献することを目的として1983年に創設したも賞で、

将来有望な若手研究者で顕著な研究成果を挙げられた方に毎年授与されています。

表彰式・記念講演は11月28日(土)に大阪科学技術センターで行われます。

↓ 記者会見の様子

 

 

 論文プレスリリース

“光生検”切らずにその場でがんをすぐ診断 ―イメージングで組織を傷つけずに立体観察、AIが自動診断―

石井教授、松井助教が木村教授(産科学婦人科学)、九州大学大学院医学研究院の加藤教授(婦人科学産科学)、株式会社ニコンの清田氏らとともに、

子宮頸部を生きた組織のまま、ホルマリン固定や染色を行わずに、リアルタイムに3次元で観察できる方法を開発しました。

本研究成果は、米国癌学会雑誌「Cancer Research」のオンライン版に、2020年7月23日23時(日本時間)に公開されます。

研究内容の詳細は以下のリンクからご覧いただけます。

http://www.med.osaka-u.ac.jp/activities/results/2020year/ishii-matsui-kimura20200716

 

↓ 吹田キャンパスで行った記者発表の様子